内容説明
霞ヶ関・法務省で起った立てこもり事件―。警視庁に所属する交渉人の兼坂鴻一は、犯人との交渉を試みるが、冷静且つ、暴力的な犯人を、なかなか説得できずにいた。犯人は28歳の死刑囚・悠木仁。無罪を主張して、法務大臣の他、数人の幹部を人質にとっている。「綺麗な刑事さんが、お高くとまって檻の外で喚くのは簡単だ。心理戦で俺をねじ伏せたいのなら、ここに入ってきたらどうだ?」。まだ若い年下の犯人の挑発に乗って、鴻一は自ら人質になることを選んでしまう。犯人の領域に閉じ込められた鴻一は、そこで快楽の拷問を加えられ―。屈辱の中、主導権を握られた鴻一に勝機はあるのか…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そらねこ
18
法務大臣らを人質にした立てこもり事件が起こる。鴻一は交渉人として死刑囚で脱獄藩の悠木と対峙。悠木は冤罪を主張していた。鴻一は人質と交換で悠木のもとへ行くが犯され…。BLですからね…なんとなく悠木と鴻一が徐々に惹かれあうんだろうな…で、悠木は冤罪なんだろう…と分かっていましたがそれでも中々面白かったです。ただ…その爆弾どうやって手配したの?とかもろもろのご都合主義的なものは気にしな~い(人´ω`*)♡ 2016/09/17
那義乱丸
18
政府要人を人質にして立てこもる死刑囚に交渉人が単身立ち向かう…とストーリーはハードです。これで完結ではないので、まだ事件の真相の糸口もつかめてません。それどころか風呂敷も広がりきってない感がある。伏線は張られてるようなので、次巻に期待といったところ。その変わり(?)、エロはガッツリ濃厚なのがたっぷりと。なんといってもラヴァーズ文庫ですもんねwwwそれにしても鴻一、交渉人としてはダメダメでない?悠木にペース乱されすぎ。まさか交渉に行って、犯されるとは思ってないからしょうがないのか(笑)2010/12/19
みい。
16
電子まとめ買いでセールだったので。普段のチョイスとは色合いの違うバーバラさん(^^)濃いわ〜❤︎エロいし!でも、ストーリーも面白いのでどんどん読めちゃう。そして、まさかの、途中で終わってしまいました!ていうか、続編へ!てことで、あまりのブツ切れにびっくり!でしたが、まとめ買いで続編も揃ってるからそこは大丈夫です(^^)あー良かった!安心〜。奈良千春さんのイラストがやっぱり素敵です(^^)2016/08/05
りんご☆
15
読了2017/09/25
辺辺
14
積本崩し。レーター狙い。え?事件の真相がどうなるの?って、下巻へと続くのか・・・絵師・奈良千春さんのイラストがまた良い方向へと戻ってきた。表紙の構図が何度見ても素晴らしい。2019/09/15