内容説明
アリゾナ州の小さな町、フェアリーヴィルは昔から妖精の伝説が残る場所。この町で働くゾーイにも不思議な力を感じ取る能力がある。長いあいだ雇い主のマグナスに恋をしていたが、彼は特定の恋人を持つ気はないらしく、なぜか満月の晩にだけ、女性たちと一夜かぎりの関係を持つ。町の女性たちが次々と誘われる中、自分には声がかからないことに落ち込んでいたゾーイだったが、実は彼には大きな秘密があった…。マグナスは妖精の女王の息子で、人間界に滞在するためには、月に一度、関係を持った女性から心を預かって返さなくてはならないのだ。おまけに、その女性とは二度と関係を持つことはできない。ひそやかにゾーイを愛していたマグナスは、それゆえにゾーイだけは誘うことができなかったのだった。ところがある時、ゾーイのかつての恋人が私立探偵として町にやってきたことから、二人の関係は微妙に変化するように…。不思議な町フェアリーヴィルで巻き起こる、ロマンテイックでホットで刺激的な妖精譚。
著者等紹介
ホリー,エマ[ホリー,エマ][Holly,Emma]
アメリカ、ニュージャージー州生まれ。メリーランド州ボルティモアで育つ。十代のころからロマンスとエロティカ、ファンタジー小説に惹かれ、創作の勉強を始める。エロティカ小説で頭角を現わし、その後ロマンス分野に進出。“USAトゥデイ”のベストセラーリストにたびたび登場する人気作家となった。2004年にはアメリカロマンス作家協会(RWA)が授与するRITA賞の最終候補になっている
原三美子[ハラミミコ]
横浜出身。国際基督教大学卒業。文芸翻訳家。別名義の訳書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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choco
黒崎ディートリッヒ
kiara
さきⅢ【ロマンス小説専用】
mum0031