内容説明
「俺はお前を殺したいほど憎かったんだよ」。横浜地方検察庁検事、柚木和鷹が担当することになった、風俗嬢殺人事件。被疑者はかつての親友、志藤孝一郎。実は柚木には、行方不明だった志藤に聞きたいことがあった。13年前、志藤は、柚木が五人の男たちに襲われるのを目撃しながら救いの手を差し伸べてくれなかったのだ。問いつめる柚木に志藤は、自分がその首謀者だったと明かす。そして…。「汚点をばらされたくなければ言うことを聞け」。志藤の目に滾る憎悪の理由もわからぬまま、検事の執務室は凌辱の場と化して…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
辺辺
6
積本崩し。レーター狙い。う~~ぬ、この攻の心情描写の原理がわからんな。なぜあのような行動に出られるのか?やること酷過ぎて、これでは昔のこととはいえ、受の心理的トラウマにならないのが不思議でならない。なのに、最後はハッピーエンド?論理的に理解不可な一冊でした。ただし、絵師・小山田さんのイラストは良いね。2017/02/10
紗杏
3
えー!!狂うほど好きなら自分でヤッちゃいなさいよぉ! とその時点でなんか脳内拒否反応で、ザーっと軽く読んで読了。 せっかく小山田さんなのに…2010/10/25
ぴこニャン
3
エロメインと思われるお話なので、あれ?って思うところはあるんだけど置いといて。でも取り分け気になった点。好きだった相手のお初を、憎さ余って…とはいえ、第三者に金を使ってレイプ&輪姦させるかなぁ?2010/10/24
jun
2
登録漏れ。"小山田買い"したものの、ずっと積んでたのですがようやく読了。レビューで結構書かれてたので覚悟して読みましたが、まぁそこまでじゃないかな、と。確かに完全に八つ当たりな行動だし、少しでも気があったならあれはない、というのも分かるけど、絶望したところに、裏切りへの怒り、打ち明けられない柚木への想いがない交ぜになってあらぬ方向へ一気に溢れた結果と思えばまぁ、ね。学生時代の、弓を引く柚木の背を見つめていた志藤の想いや、その後そんな想いを微塵も見せず結果を出していた志藤の気持ちを考えると切ない。2015/12/14
tanya
2
再読。ラストがちょっと中途半端な感じです。攻様の良さがあまり感じられず、受様どう側にいるのかもわからずに終わってしまいました。2015/01/10