内容説明
麻薬取締官・竜野真紀は、大がかりな麻薬取り引きの情報を掴むが、摘発目前で、突然拉致され、香港へ連れ去られてしまう。マフィアのボス・王の屋敷に監禁され、お前は親友に売られたのだと告げられるが、真紀は頑なにその言葉を信じようとはしなかった。「刑事である弟や親友が必ず助けに来る」。その真紀の思いを踏みにじるように王は、「俺から解放してほしければ、お前が頑固に信じている親友や弟を、殺してくれと乞え」。愛玩具として王に嬲られ、陵辱の限りを尽くされる真紀を、更に卑劣な条件で、追い詰めてくる。人を信じようとする男と信用しない男。二人の感情は激しく縺れ合い…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
辺辺
28
積本崩し。レーター狙い。退屈男シリーズ第3弾。スピン。傲慢の王様と奴隷の拉致監禁といった全く愛のない濡れ場シーンの連続でため息が止まらない。唯一絵師・奈良千春さんの描くリアルな虎に救われてるけど、シリーズまだまだ続くよね、なんとか頑張って読み切るわ。2019/08/23
合縁奇縁
28
麻薬取締官・竜野真紀は、大がかりな麻薬取り引きの情報を掴むが、摘発目前で、突然拉致され、香港へ連れ去られてしまう。マフィアのボス・王の屋敷に監禁され、お前は親友に売られたのだと告げられるが…。なんか尻切れ蜻蛉な終わり方だった。愛情の欠片もないSMプレイ。これほど無慈悲な攻めは見たことないよ。秋には竜野兄弟の再会+早乙女VS王の対決編が出るので、真紀と王の関係の進展が今から楽しみです。王がヘタレになったら面白いのに（笑）2018/01/04
りんご☆
13
読了2017/09/16
beniko
8
KU。スピンオフ①で王×真紀。シリーズ①で友紀が知った内容と、②で早乙女たち共に北京に訪れたときの裏の事情が明らかに。早乙女にとろかされ愛され甘やかされている友紀とは対照的に、体の痛み以上に精神的な苦痛を強いられている真紀。どこかで王との関係に変化の兆しがあるかと期待して読んだが、この巻では愛のない行為があるだけでした。それでも王に長年仕えてきた部下と幼馴染ともいえる友人に裏切られ命を狙われた後からは真紀の心情の変化が見えて切なかった。今後、王は変わるのか。友紀も真紀も刑事にはあまり向いてない気がするな。2021/09/03
ダブルクリップ
6
シリーズモノのスピンオフ的な本です。スピンオフとはいえ話はまったく完結していませんのでこれだけ読むと不完全燃焼起こしてしまいます。ガッツリとははまっていないシリーズだけど続きが気になる（＾＾；2012/12/20
