ラズベリーブックス
まだ見ぬあなたに野の花を

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 461p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812438718
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

これが最後のチャンスかもしれない。どうか、あなたが想像どおりの人でありますように…。1824年5月の夜、ブリジャートン子爵家の次女、エロイーズはひとりロンドンの舞踏会を抜けだし、誰にも行き先を告げずグロスターシャーへ馬車を走らせた。会ったこともない文通相手で、野の花の押し花をくれたサー・フィリップの元へ。親友の結婚にショックを受けたエロイーズは、彼となら真実の愛を手に入れられるのではないかと無茶な賭けに出たのだった。一方のフィリップは自分への愛ではなく、ふたりの子どもたちのよき母親となってくれる女性を求めていた。手紙を通じてエロイーズが妻になってくれないかと願ってはいたが、美しくない老嬢に違いないと思っていた。やがて到着したエロイーズは、手紙の中では美しい言葉をつむぐフィリップの無口さに驚き、フィリップもまた突然現れたエロイーズの愛らしさと快活さに戸惑う。想像を越えた出会いをしたふたりだったが…。大人気「ブリジャートン」シリーズ。

著者等紹介

クイン,ジュリア[クイン,ジュリア][Quinn,Julia]
ハーバード大学ラドクリフ・カレッジ卒業後すぐにロマンス小説を書き始め、1995年にSplendidで作家デビュー。2000年に発表した「ブリジャートン子爵家シリーズ」の第1作と第2作、本作がRITA賞の候補作に選ばれ、人気ヒストリカル・ロマンス作家としての地位を確立。2007年、シリーズ第8作がついに受賞。「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラー・リストに多数の作品を送りこんでいる。太平洋岸北西部に家族と在住

村山美雪[ムラヤマミユキ]
1968年生まれ、東京都出身。出版社、外資系商社勤務を経て出版翻訳の道に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糸車

27
読み友さんたちの感想で評価が高いシリーズ、実はわたしはどれも読んだことがない。共に一生涯独身を貫くと思っていた親友が結婚。ヒロインの気持ちがよく分かる。(周囲に独身の先輩が多く特に意識していなかったけど、田舎の友人が見合い結婚をした時かなり動揺した)文通のみで実際会ったことがない男性の家に押しかけるヒロイン、成り行きで結婚?再婚で子持ち?イラっとする部分はあるけれどヒーローが抱えている悩みの深さに同情する。ヒロインのような懐の深い女性を娶った幸運に感謝しなさい。時々うるっときた。じんわり素敵なお話でした。2021/02/27

こばまり

23
うきききき。文通相手に運命を感じて会いに行ったら、男盛りの子持ちのやもめでしたよー!女兄弟の心身を案じ、4兄弟がドヤドヤっと押し掛けて相手の男に詰め寄るシーンがベタ萌えでございました。2014/07/09

糸車

22
再読回数が多いお気に入りのお話。大家族で育った聡明で気が強くユーモアあるヒロインが素晴らしい。読み返すうちに不器用で誠実で高潔なヒーローがどんどん好きになり、花丸あげたい。ヒロインに出会ったことで良いところが引き出されたというべき?読み飽きないです。2022/03/01

ばん

9
ブリジャートンシリーズ、Eのお話。今回はどちらかと言うとヒーローの話だった。ヒロインの微妙な女心も分からないし、子どもたちに対する態度も褒められたものじゃない…でも何だか嫌いになれないヒーロー。今までのヒーローと比べても若干世間ずれしていない?そして真っ直ぐ(猪突猛進(笑)なヒロイン。そんな二人が楽しい~。長女の話にもあった兄達の突撃(笑)今回はそれに弟のグレゴリーも加わって時の流れを感じた。グレゴリーの年少っぷりがかわいい。やっぱりこの一家はいいな。2016/11/02

ぽこ

9
フィリップと前妻との関係は、自分の身近にそういった夫婦がいたこともあり涙なしでは読めませんでした。夫婦関係は、時には努力してもどうにもならなくなる場合もあります。親子関係、夫婦関係について、深く考えさせられるお話でした。2013/05/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/400343
  • ご注意事項