竹書房文庫
幼獣マメシバ〈上〉無職でニート、おまけに中年で何が悪い?の巻

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784812438459
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0174

内容説明

芝二郎―35歳にして無職。土地持ちの家に生まれたのをいい事に、心優しき両親の庇護の下、ぬくぬくと生活していた。二郎の行動範囲はきわめて狭く、住む町の県道から先に出た事がなかった。その距離たった3キロ四方。それが二郎にとってのテリトリーで、まったく不満なく今まで生きてきた。だが、ある日、父・良男が突然亡くなってしまう。残された母・鞠子と共に、このまま以前と変わらぬ生活を二郎は続けられると思っていた。しかし数日後、鞠子は何も告げずに家出する。生まれたばかりの豆柴犬「一郎」を残して…。子犬との2人暮らし(?)なんて考えられない二郎は途方に暮れていると、一郎の首輪に赤いお守りが付いているのに気付く。その中には、謎めいたヒントらしきものが書かれていた。二郎は察する。これは「母を訪ねて」旅をせよというメッセージなんだと。かくして、二郎は、愛犬一郎を連れて、生まれて初めて県道を越えようとしていた…。

著者等紹介

永森裕二[ナガモリユウジ]
1968年愛知県出身。AMGエンタテインメントにて邦画製作担当プロデューサーとして現在までに映画・テレビの製作・原案・脚本を30作以上手がける

柳雪花[ヤナギセッカ]
1982年千葉県出身。短大卒業、OA機器会社を退職後、アミューズメントメディア総合学院ノベルス科に入学。『幼獣マメシバ』で小説家デビューとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨリヨリ

26
一郎可愛い(*^^*)映画見ていません。残念。2014/06/08

pocco@灯れ松明の火

13
テレビではもう、何回も観ているだろう。しかし、マメシバに癒され、二郎に心を射抜かれる為に本を借りた。 うーん、やっぱ、いいやん。2014/02/19

Nori Shamp

6
主人公二郎の行動範囲は3キロ四方、仕事も持たずぬくぬくと生きてきた。母はそんな息子に試練を与える。母の策略にはまり、マメシバ一郎と共に周囲も巻き込んで、行動範囲を少しずつ広げていく二郎。行動範囲が広がると同時に、小さく縮こまっていた心も少しずつほぐれていく。一郎危うし・・というところで下巻に続く。2011/12/24

じょみ

3
素敵な小説でした。きっと映像も素敵なのでしょうね。映画館で観たいです。2009/10/01

みほ

2
ドラマ化されたものを見たことがあり、手に取った本でした。文章で読んでいくと、“まめしばの一郎”に導かれるように“無職でニートで中年の二郎”が成長していく姿が描かれています。いくつになっても、人って成長するんですねぇ(* ̄ー ̄)後半が楽しみ!しかし一郎氏、かわい~(ノ≧▽≦)ノ2015/08/01

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