内容説明
「この爪と牙は、お前を守るため、そして弄ぶためにある…」。世界屈指の優良企業、ウェルネスマート。その法務部である弁護士の梶谷は、上海進出を成し遂げるため、マフィアのレオンと交渉をする。その結果、プライドの高い梶谷が、レオンに抱かれ、身体に刺青を入れられて、ようやく進出の許可を得た。しかし、その後もレオンとの関係は切れず、次第にレオンを受け入れてゆく自分自身を、梶谷は持て余すようになっていた。そんな時、突然、レオンが姿を消してしまう。梶谷をさんざん翻弄し、深い爪痕を残したまま…。レオンの行方を捜す梶谷にも黒い影が忍び寄り…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
31
「獅子の黒炎」の続編。新キャラ アンジュが登場。何も告げずに消えたレオンを必死に探す梶谷。レオンが消えた理由は、いろいろと恨みを買っているレオンのせいで標的にされた梶谷、それを阻止すべく単独行動するレオン。あまりにも前作の回想が長すぎて、前半は退屈でした。回想はいらない2018/06/18
辺辺
18
積本崩し。ウェルネス第8巻。レオンX梶谷の続編。これはね、時系列がわからないような描き方しているせいで、頭の中大混乱。(この先、大丈夫か?)ようはな、言葉足らずのせいで、攻も受も空回りしてるような気がしてならないのです。まあ、簡単に言えば、レオンの恩師の仇打ちがメインで、梶谷がひたすらレオンを追っかけてばかりいる。っで、二人は逢わないなら会わないで、会うと必ず濃ゆい濡れ場シーンが付いてくるのには苦笑。最後は二人同棲生活を始めたらしいが、上海の獅子が悠長にNYに移り住んでいいのか?の疑問が残るのだが?2019/06/26
nono
16
BL。再読。シリーズ第8弾。『獅子の黒炎』の続き。何も告げずに消えたレオンを必死に探す梶谷、その行方を知っているアンジュとは一体⁉うーん、大した話では無いなぁ^^やっぱりレオンの魅力が全く解らないのもあって、さらさらと。それにしても段々奈良先生のイラストが微妙になってきている…2018/02/02
まふぃん
16
三分の一くらい前作の回想でした。久しぶりに読むなら思い出せていいかも。なので、本編は短く最後は駆け足みたいな感じ。強引にラストに持ってきた感じかなあ。2015/10/01
那義乱丸
10
再読にて登録。レオンの師匠に関することは記憶にあるが、それ以外はほとんど忘れている状態での再読。でも、物語にほとんど引き込まれなかったのでとりたてて書くようなことはないかな(笑)黒炎のおさらい的な内容が思いのほか多かった。あとは、突如姿を消したレオンを梶谷がひたすらに追っているお話で、追尾者の気配や、アンジュという謎の男の登場と、不穏な要素はあるもののさほど緊迫した雰囲気は感じられず。レオンというキャラがお気に入りにも拘らず、このふたりの恋に関しては今一つ理解できてないというのもあって嵌れなかったのかも?2018/06/29