竹書房時代小説文庫
秘剣返し―天保裏与力我慢様

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  • サイズ 文庫判/ページ数 293p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812437223
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

かつて南町奉行所の「鬼与力」と恐れられた大薮才蔵は、鳥居耀蔵らの策略により憤死した主君の恨みを晴らすため、耀蔵の政敵である遠山金四郎の「裏与力」となって、仇討ちの機会を窺っていた。そんな才蔵に耀蔵は刺客を放ち、さらにその首に五百両もの賞金を懸ける。一方、才蔵が憎からず思っている町医者のお紋からは、阿片を魔法の特効薬として偽り蔓延させ人々を苦しめている悪徳医者を退治して欲しいと懇願される…。亡君の恨みを晴らすため、江戸町民を救うため、“はぐれ鬼”才蔵の豪剣が唸りを上げる。書き下ろし長編時代小説、好評シリーズ第二弾。

著者等紹介

松本賢吾[マツモトケンゴ]
1940年、千葉県生まれ。警察官、屋台引き、警備員、墓職人など十数種類もの職業遍歴を経て、1996年に『墓碑銘に接吻を』で作家デビュー。長編ハードボイルドの旗手として注目され、意欲的に作品を発表する。近年は時代小説の分野で活躍中。迫力に満ちた活劇描写と独特の人情味を持ち味とした作品を数多く発表し、人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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