竹書房文庫
「超」怖い話N(ニュー)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812437216
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

それは刺青のごとく―。鋭い衝撃、奔る戦慄。魂魄に刻まれ沁み付く、危険なまでの恐怖譚。

目次

狗畜生
やまめ
セパレート
かりんとう
遡上二題
フライヤー
ミュージシャン二音
中国のホテル
止められなかった
グァムさん〔ほか〕

著者等紹介

加藤一[カトウハジメ]
1967年静岡県生まれ。パソコン雑誌から少女雑誌、官庁のお役所仕事から怪談まで、守備範囲ははなはだ無節操。人気実話怪談シリーズ『「超」怖い話』冬版の編著者で、実話怪談コンテスト「超‐1」を企画主宰、同コンテストの傑作選「怪コレクション」シリーズの編者ともなっている。また実験的創作怪談コンテスト「遺伝記」も主宰、著者として参加もしている

久田樹生[ヒサダタツキ]
1972年九州生まれ。超‐1/2006年大会一位入賞。2007年『「超」怖い話怪歴』で衝撃の単著デビューを果たす

松村進吉[マツムラシンキチ]
1975年徳島県生まれ。久田樹生とともに超‐1/2006年大会を制した、キッチュでメロウな新米怪談作家。2007年『「超」怖い話怪記』で鮮烈な単著デビューを飾る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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夢追人009

149
「超」怖い話シリーズではしばしば常識的には絶対に有り得ない変てこな生き物が出て来ますが、人間の想像力は果てしないですし本人はその瞬間には見ていると信じて疑わないのですからそれは真実と同義だと思いますよね。ソフトとハードがバランス良く並んだ作品群でソフトな例はトイレに内側から鍵をかける霊に対しバールでドアを壊して入ったら霊の方が人間を怖がるだろうなという愉快なオチ。ウルトラハードはおじさんが盲目の坊さんと一緒に青森旅行に行き恐山で石を拾って帰ると車を血まみれの女の霊が追い掛けて来ると教えられ必死で逃げる話。2020/03/03

いきもの

6
著者が二人だからか文章や構成のバラエティに富んでいるような気がした。「狗畜生」「ポンピング」「間際の言葉」「シャイニング」「ひょっこり」など意外と好きな話も多かった。2016/02/07

ゆみ

3
幽霊に遭うよりも、ヤバい人間に遭うよりも得たいの知れない何かに遭遇する方が怖い。そんなよく分からない何かを見たり、体の中にいたりする話が多かった気がする。怖いだけでなくくすりと笑える話もあってちょうどいい感じでした2020/11/01

3
うむ、素晴らしです。2015/02/24

紅独歩

3
シリーズ通巻24冊目だそうである。高いクォリティでシリーズを維持しようという執筆者らの情熱に感謝。巻頭にUMA目撃譚的な作品が続いているのが印象的だ。「茶坊主」「放屁二連発」も好きな話。ただ、「怪談は他人の不幸を覗いてほくそ笑むもの」という見方は、少々意地が悪いか。2009/02/04

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