竹書房文庫
恐怖箱 老鴉瓜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812435724
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

いよいよこの3人の登場である。実話怪談コンテスト“超‐1”2007年度大会でトップ3に輝いた文句なしの実力派、薮蔵人こと渡部正和、ダウンまたはPONKENとしてお馴染の鳥飼誠、そしてもりけんたこと矢内倫吾である。大会終了から1年、もちろん彼らは眠っていたわけではなかった。さらに恐ろしい話、さらに珍奇な話を着々とその懐に集め、温め、熟成させていたのである。多作かつ逸話揃いの彼らだが、今回はその中でもこれはちょっとハンパないというネタのみを厳選し、恐怖箱の中に投げ込んでくれた。言いかえれば、これ以上自らの懐に入れておくのは勘弁してほしいというネタでもある。それが3人分…いやはや箱の中は大変なことになっている。何が飛び出すかわからないゆえ、蓋を開ける際はくれぐれもご用心あれ。

目次

見たい
デコピン
因業
ヒカルちゃん
中古ナビ
国語辞典
信号待ち
一〇一号室
通り過ぎる
妄執
責任の所在〔ほか〕

著者等紹介

鳥飼誠[トリガイマコト]
2007年度超‐1ランキング3位。ランカーネーム、ダウン(PONKEN)。東京都出身。マッサージ店の店長を勤める

矢内倫吾[ヤナイリンゴ]
2007年度超‐1ランキング4位。ランカーネーム、矢内倫吾(もりけんた)。埼玉県出身。第四回ムー・ミステリーコンテスト小説部門に「黒い臨月」で入選

渡部正和[ワタナベマサカズ]
2007年度超‐1ランキング2位。ランカーネーム、薮蔵人。山形県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

268
3人の持ち味が発揮された実話怪談集で相変わらず安定の読み心地ですね。三人の内、矢内さんは本書ともう一冊「蟻地獄」しか著作がないみたいですから惜しいですし、その意味で貴重な一冊と言えますね。『瘤』鳥飼誠:修学旅行で大きな寺を見学した時に俺達のクラス担当になったバスガイドさんが可愛かったので、ハンディカムで彼女ばかりをずっと撮っていた。すると、わざと邪魔するようにカメラの前を何度も横切る男子生徒がいるので腹が立ってきた俺は「お前、どういうつもりだ?」とそいつの肩を掴んだ。「お前、何やってんの?」学友が言った。2021/06/12

はつばあば

49
「おろち」は絵が怖かった。内容的には文章表現の、この本の方が怖いのだろうけれど、短編がいっぱいで怖さが半減。クーラーの中で夏の怪談噺では、読み友さんのレビューの通り面白くて少し怖かった。2016/07/31

ゆみきーにゃ

49
《購入》面白かった~。犬神憑きは怖すぎる。2016/07/28

マサキ@灯れ松明の火

16
3人の先生方…また集められましたね……皆さま、お気をつけください…「怪異」は、いつどこから現れるか分かりません……くれぐれも、慎重な対応をお願い致します……2013/06/01

☆kubo

12
良作揃いでサクサク読めた。「忍ぶ」は意味深で良い。ドキドキ(笑)「返しの風」彼氏グッジョブ!「手鏡」は某ファンタジーの屋敷下僕妖精みたい。2018/11/09

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