ラズベリーブックス
愛のかけらは菫色

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  • サイズ 文庫判/ページ数 407p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784812434185
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

遺跡の発掘に情熱を燃やす、トレモア公爵アントニー。修復師として働くダフネは、雇い主である彼に密かに恋している。彼のために休みなく働き、認められるのが唯一の幸せだ。だが、あるときアントニーがダフネのことを「竹節虫」で「背景のようだ」と評するのを聞いた瞬間から、ふたりの立場が逆転した。仕事を辞めるというダフネを引き止めたアントニーは、やがて優秀な修復師としてしか捉えていなかった彼女の魅力に気がつく。そして運命の雨の日、アントニーが見たのは味気ない眼鏡と作業エプロンを取り、雨の中で立ちつくすダフネの菫色の瞳の美しさだった…。去ろうとするダフネと引き止める公爵。ふたりの間に甘い火花が飛び散る―。リタ賞&ロマンティックタイムズ・ブッククラブ特別賞受賞の実力作家、日本初登場。

著者等紹介

ガーク,ローラ・リー[ガーク,ローラリー][Guhrke,Laura Lee]
サンタモニカ出身、両親が都会を離れることを決めたため、7歳でアイダホ州の片田舎に移り住む。ボイシ大学でビジネスの学位を取得。稼げるキャリアを追求してハリウッドでケータリング事業を展開していたが、30歳を機にアイダホに戻り執筆を開始した。これまでに13作のヒストリカルロマンスを発表、リタ賞ほか、数々の賞を獲得している

旦紀子[ダンノリコ]
東京生まれ。成城大学文芸学部英文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

29
うわ、ひっど。女子をナナフシ呼ばわりするゴーマンお公爵の御成りです。優秀な学芸員兼修復師として尽くしてきた女子の恋心がみじんに砕かれ、もうおばちゃん最初から女子の味方よ。砂漠で生きてきた彼女が雨を楽しむシーンが素敵で、男子が「あの時好きになったのかも」にほっこり。妹ちゃんがかわいいのですが、ろくでなし夫とはどうなるのか…。続きへGO!2021/05/24

まめもち

4
ギルティシリーズ①。考古学者ダフネ×公爵アントニー。ヒーローに片思いしながら献身的に働くヒロイン。それなのに「フナムシ」と言われて怒るの当然。引き止めるヒーローのセリフが「公爵の言う事は聞くものだ」なんて……ないわ〜。突っぱねるヒロインに拍手。びしょ濡れのヒロイン見て突然欲望覚えてから怒涛の求愛。振り幅大きいがなかなか一途なヒーローでした。見捨てたくせに公爵と結婚となったらすり寄ってきた祖父に嫌悪。友人夫妻が冷静に利用しとけと助言するのがグッジョブ。メガネっ子が追いかけられる話好きだわ。2017/08/20

ネフェルティア

4
再読。前回これを読んだあとで、偶然テレビで「ナナフシ」の紹介をしているのを見たが、憧れている男性からナナフシに例えられたら、ダフネでなくても怒り心頭で心に傷をおうだろう。ダフネがそれを機会に前向きに人生を変えようとして行動を起こす姿が良かったし、彼女の言動に振り回されるアントニーが面白かった。アントニーの親友ディランがダフネの魅力を語り、アントニーの求婚をからかった時に、アントニーが嫉妬と怒りで我を失う姿をみて、どんなに真剣にダフネを求めているか伝わってきた。再読もやっぱり面白かった。2011/09/25

mayama@読書生活自由型

3
世界各国を点々とし、苦労人の主人公は逞しく知性に溢れてるけど、憧れの相手に盲従・仕事に邁進して女性的魅力は皆無。・・だったのですが。憧れの相手に影で酷いことを言われ憧れが壊れて自分を取り戻したあたりから急展開。まず相手の目に留まる、というスタートラインにすら立っていなかったのが、いきなりの辞めます爆弾宣言から本来の真の強さ炸裂。雨の日に濡れた服が張り付いて、でも本人気づいてないっていうのはあざといけど鮮烈エロティック・・。後半の花言葉で伝えるのはロマンちっくだなあ・・。王道展開でいいギャップ萌えでした。2013/02/17

ネフェルティア

3
アントニーの求愛が素敵だった。自分のことが噂話の対象にされるのを嫌っていたにもかかわらず、ダフネに求愛して、その方法も良かった。二人のやりとりがウイットにとんだもので、面白かった。ダフネは今まで読んだロマンスものの中では1番好きなヒロインだ。2011/03/19

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