竹書房文庫<br> 「弩」怖い話〈4〉Visit Invisible

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竹書房文庫
「弩」怖い話〈4〉Visit Invisible

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  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812430484
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

見えないはずのものが見えてしまう―その恐怖と孤独は、所謂「見える人」にしかわからないものである。我々の目には何ひとつおかしな所のない世界に見えても、彼らはそこにとんでもないものを見ているかもしれないのだ。けれでもそれがどんなに恐ろしく、おぞましいものでも、誰もその気持ちを共感してくれないし、話すことすら憚られる。下手をすれば自分の正気を疑われるからだ。見えない人ほど、「見てみたい」と思うものである。だが、これを読んでもあなたはそう思うだろうか…?平和な日常に隠されたもうひとつの風景、戦慄の異界ビジョンをとくとご覧あれ。

目次

前振り
VS母
誰ね?
寝なさい!
便所の作法
教訓の伝承
知らない人に呼ばれたら
扇風機
足音
変質者〔ほか〕

著者等紹介

加藤一[カトウハジメ]
1967年静岡県生まれ。パソコン雑誌から少女雑誌、官庁のお役所仕事から怪談まで、守備範囲ははなはだ無節操。自称、日本でいちばん逃げ足の早い怪談コレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

158
うーん、本書は霊が視える人の視点で書かれた作品集なのですが、どうも玄人の人は幽霊に慣れていて簡単に対処しますので、恐怖の度合いが減少しているのが何だかなあと思えますね。やはり結局は素人の方が霊に遭遇して震え慄く普通の怪談噺が好きですね。『罪と罰』熱心なキリスト教徒の家で育った兄弟の弟・芳紀は中学に入ると荒れた校内で最初は不良達から身を守る側だったのが徐々に殴り倒す側に変わって暴力の魅力に取り憑かれる。ある夜痩せこけた裸の白い男の霊を見て、テンガロンハットの男に大阪弁で「おまえ、いつ辞めんねん」と言われる。2020/09/22

みーすけ

4
(怖い話を読んだら少しは涼しくなるかなフェア中)『便所に入るときはまず扉をたたかんと。相手が死人だって同じ。急に生きてるモンに入ってこられたら、あっちも消える暇ない。便所はノックやで。』うん成る程。 2013/08/31

七澤

1
偽装、弱い方、すき!顔だけが見えないみたいな話よくみるけどその裏付け?みたいなお話でおもろかった。2021/11/13

Taj

1
怖くなかった・・・2012/07/07

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