ラベルのない缶詰をめぐる冒険

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  • サイズ B6判/ページ数 340p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784812429792
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

内容説明

くるくる天然パーマに牛乳瓶めがねをかけて、「天才少年」にしか見えない少年、ファーガルのひそかな趣味は、スーパーで安売りされる、「ラベルのない(取れてしまった)」缶詰を集めること。ある日、振るとカラコロ音がする、不審な缶詰を開けると、そこに入っていたのは金のピアス。こうして、ファーガルの、ラベルのない缶詰をめぐる冒険がはじまった―。

著者等紹介

シアラー,アレックス[シアラー,アレックス][Shearer,Alex]
イギリスの作家。1949年生まれ。テレビ、映画、舞台、ラジオ劇の脚本などを手がけた後、作家に。ヤングアダルト小説の第一人者として、日本でもファンが多い。イギリスのサマセット州に家族と在住。息子と娘がいる

金原瑞人[カネハラミズヒト]
翻訳家。法政大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

128
主人公ファーガルは、缶詰を集める趣味を持っている。しかもラベルなど何も貼られていない缶だけを蒐集。ある日、両親からこれ以上の缶詰の蒐集を止められた。新たに集めるには、今までの缶詰を開けなければならない。そこで1つの缶を開封してみた。すると中には、普通でないモノが入っていた―― 。物語はサスペンス・スリラーなので、先は本書を読んでほしい。特典として巻末の解説は、『バッテリー』で有名な、あさのあつこ氏が執筆。本書を読んで、高橋洋介の『腸詰工場の少女』を思いだす。なんとなく缶詰を開けるのに躊躇するようになった。2015/02/28

おかむー

64
中学生あたりの読書感想文によさそうではある、ただしラストを除けばというところが微妙かな。『よくできました』。しかし翻訳モノというのはなんで必ず登場人物の自分ワールドにこもった考察や一人語りが頻繁なんだろうねぇ。まぁそれはお馴染みのクセとして、物語としては明記されていないけれど小学生かなという主人公ファーガルがラベルのない缶詰をコレクションすることからはじまるサスペンス寄りの冒険物語。普通の児童書のようでラストのブラックさが特徴ですね。でも子供ってけっこうこれぐらいの楽しんじゃうよネ。2015/04/04

美紀ちゃん

30
話の筋からズレますが、お母さんが、缶詰を買いすぎるのは良くないと言います。わかる!!お母さんの提案で、決めた分以上の缶詰を買い足す時には、前の缶詰を開けて消費することに。それに賛同!!私の本棚も、入らない分は売るとか、処分しようと思った。本を買い足すなら、前の本を減らして、本棚に入るだけに留めようと思う。

飛鳥

24
ラベルの貼られていない缶詰を集め始めたファーガル。ある日買った缶詰から金のピアスが。缶の中からは異様な物体が出てくるようになり不信感を抱く中、同じ缶詰集めが趣味のシャーロットに会う。二人で缶詰から見つけた異様な物たちを見せ合い、解決策を模索し始める二人。グロテスクな部分が多々あり気持ちが悪くなりそうでした。少年少女の物語は爽やかで面白いのですが缶詰の中の異様さと缶詰工場のグロテスクさには驚きと怖さで無理。2017/11/12

miroku

22
まずはタイトルで想像力を掻き立てられ、物語に引き込まれ一気読み。面白かった♪2015/12/28

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