竹書房文庫
刑事コロンボ 指輪の爪あと

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812425565
  • NDC分類 933
  • Cコード C0174

内容説明

それはまったくの衝動殺人だった。探偵事務所の所長ブリマーは、大口顧客で新聞社を率いるケニカット氏から内輪の情報を引き出すため、故意に若き夫人の浮気を「潔白」と報告することにしたのである。卑劣な脅迫まがいのインサイド取引を迫られたエドナは、気丈にも逆にすべてを主人に告白すると宣言した。思わずカッとなったブリマーは夫人を張り倒してしまい、夫人は打ちどころを悪くして死体となってしまう。さあどうする?殺人犯と化した元警察官の私立探偵は、行きずりの犯行に見せかけるべく、さっそく隠蔽工作に乗り出した。事件を担当するのは殺人課のコロンボと名乗る冴えない男。しかし外見とは裏腹に、コロンボはいちいち痛いところを突いてくる…早期解決を督促するケニカット氏の前で、私立探偵と現職刑事の奇妙な捜査合戦が始まった!…意外な『刑事コロンボ』名篇の小説版、ここに装いも新たに決定版で登場。

著者等紹介

リンク,ウィリアム[リンク,ウィリアム][Link,William]
1934~。『刑事コロンボ』の生みの親として知られる脚本家、TVプロデューサー。リチャード・レヴィンソンとは中学の頃から親友で、同じ高校に進み、同じペンシルヴァニア大学に進学した。すでに高校時代、選挙戦を茶化したミュージカル喜劇『Election Time』を合作、地元の街で評判の当たりを取ったという。大学生だった20歳の頃には短篇ミステリ『Whistle While You Work(口笛を忘れずに働こう)』が雑誌「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン(EQMM)」に掲載され、作家デビューも果たしている

レヴィンソン,リチャード[レヴィンソン,リチャード][Levinson,Richard]
1934~87。『刑事コロンボ』の生みの親として知られる脚本家、TVプロデューサー。ウィリアム・リンクとは中学の頃から親友で、同じ高校に進み、同じペンシルヴァニア大学に進学した。すでに高校時代、選挙戦を茶化したミュージカル喜劇『Election Time』を合作、地元の街で評判の当たりを取ったという。大学生だった20歳の頃には短篇ミステリ『Whistle While You Work(口笛を忘れずに働こう)』が雑誌「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン(EQMM)」に掲載され、作家デビューも果たしている

喜多村寿信[キタムラジュシン]
1936年福岡生まれ。ヘルド映画を経て電通映画社(現:電通テック)に入社。CMプロデューサーの他に、演劇プロデューサーとしても活躍。1988年、株式会社ゲネプロ設立。現在もプランナー、コピーライター、プロデューサーとして幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。