出版社内容情報
創業者が古道具屋で買った二束三文の壺のせいで会社が倒産。
壺が無価値であると知った息子の二代目社長が古道具屋に怒鳴り込んできた。
購入した「三千万円の壺」に入っていた価値とは!?
街の片隅にひっそりとたたずむ古道具屋・慈空堂――。
そこに並んだ商品は、全てその客に今、必要なモノである。
古道具が見せる不思議な体験をご堪能あれ!!! 表題作を含む珠玉の短編連作!!
古道具が繋ぐ人の絆の物語。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
21
表紙買い。謎の古道具屋、美しい店主とくまのぬいぐるみを背負ったチビッ子。チビッ子は人外?店主の話が読みたいよ。2018/03/11
にゃも
7
あー、わかりました。『まがいの』という音から『禍々しい』を連想しちゃってたんですね、私。ということで、ふんわりと優しい展開が多く物足りなく感じてしまいました。雨柳堂を超える作品になかなか出会えませんね。2019/08/14
だい
4
ずっと待っていた1冊。人やモノに宿る魂、記憶、想いを美しい絵と繊細な言葉で丁寧にすくい上げる物語。綺麗なものも、毒も、時には呪いのような恐ろしいものまで描かれ、心というものを目に見える形にしたらこういう漫画が出来るのでは、と感じました。1話1話に出てきた人物のその後を描いた最終話のおかげで、読み終わった後にまたすぐ読み返したくなりました。そしてもっとこの続きが読みたい!読みたいのです!2018/03/25
きのと
1
まあ色々言いたいことがあるんだろうけど、書きすぎて読むのが少々めんどくさい。表紙の人はいつ出てくるのかと思ってたらサイゴの方いつの間にか出てきてた2018/04/03
寝子
0
表紙の店主さんとバッチリ目が合ってしまって、購入した1冊。大当たり。個人的に同人誌として発表したものが元になっているお話とのこと。絵柄のゆらぎも時間の経過を物語っていて良いお味。『或るペン軸の生涯』『赤い石』が特に好き。6編を経ての7話が新しいアプローチで面白い。つまりまだまだ謎は残っているのに、この1冊で終わっているのが残念…!!続きが!読みたい!!!(あと帯のコピーが安っぽすぎて逆に間口を狭めてる感がすごい。もっとなんかあったやろ…)2018/04/23