流されて円楽に 流れつくか圓生に

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流されて円楽に 流れつくか圓生に

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  • サイズ 46判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784801920392
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0093

出版社内容情報

本書は、イメージと違って、六代目三遊亭円楽の貧乏な子供時代、東京下町の貧しい暮らしから世渡り上手になっていく様、五代目圓楽から乞われて弟子になった入門を機会に、周囲から期待され、乞われて、最後には師匠から名前を生存贈与される落語家人生をふりかえるものです。そして、その人生が上へ上へ漂着するような人生だったと判断した円楽は、六十九歳にしてはじめて、自分の意志で、“止め名”となって封印されている三遊亭圓生という大名跡を襲名することを決意いたします。

内容説明

初の自伝執筆中、突如訪れた噺家生命の危機!六代目三遊亭円楽が、肺がん、脳腫瘍、二度の大病と、退院直後の母親の死を経て悟った死生観、落語の新境地を初告白!

目次

第1章 流されて円楽に 平成二十年八月十七日
第2章 「俺、大学に行きたいんだ」
第3章 「どうだい?落語やッてみねぇかい?」
第4章 「俺たちゃ、落語四天王の弟子だよなぁ?」
第5章 「おまえは、いつ真打になるんだ?」
第6章 「楽や、圓楽は譲るよ」
第7章 「談志師匠、時代を埋めたいんです」
第8章 流れつくか圓生に

著者等紹介

六代目 三遊亭円楽[ロクダイメサンユウテイエンラク]
本名:会泰通(あいやすみち)。昭和25年(1950)2月8日実は横浜生まれ。東京・両国育ち。昭和45年(1970)4月青山学院大学在学中五代目三遊亭円楽に入門。昭和54年(1979)放送演芸大賞最優秀ホープ賞受賞。昭和56年(1981)1月「にっかん飛切落語会」若手落語家努力賞受賞。3月真打昇進。平成19年(2007)11月から毎年博多・天神落語まつりをプロデュース。平成22年(2010)3月六代目三遊亭円楽を襲名

十郎ザエモン[ジュウロウザエモン]
昭和27年(1952)東京生まれ。昭和43年(1968)都立日本橋高校にて落語研究会所属。昭和51年(1976)獨協大学卒業、レコード会社に入社。平成12年(2000)日本コロムビアにて落語CDを制作開始。平成16年(2004)ゴーラック合同会社設立。落語CDのプロデュースを専門に現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Willie the Wildcat

83
幼いころの環境で培った”距離感”と行動力。その延長線上で見出した天職。時代の寵児に揉まれ、我が道を進む。転機を挙げるなら、他力の進学と、自力の”師匠一本”の決意の瞬間。エピソードからは、三平師匠の待ち伏せ。文字通り、最後まで注いだ師匠の気持ちにグッとくる。対照的に思わらず笑ったのは、師匠の父の軍隊時代のインブ/チブ。そして、初めて作った名刺の肩書。どんな時代だよ~。なお、六代目円楽襲名時に「圓」ではなく「円」としたのは、やはり先代への敬意と共に向上心と推察。コロナがもう少し落ち着いたら、また落語に行こう!2020/07/26

きみたけ

62
先日他界された六代目三遊亭円楽師匠を偲んで。2019年11月刊行の自伝。六代目三遊亭圓生師匠(孫弟子)、五代目三遊亭圓楽師匠(弟子)、立川談志師匠へのリスペクトに満ちあふれた一冊。 わたしの記憶では「笑点の楽太郎さん」のイメージが強く、当時司会を務めていた先代の圓楽師匠を「うま」扱いして茶化してたのを覚えています。 ご冥福をお祈りします。2022/10/13

ばんだねいっぺい

32
笑点と伊集院光のラジオからしか見えにくかった師匠の姿は、お人好しで計算高くそして働き者だった。「楽ちゃんなら、できるよ」を断ることもできただろうに、まわりの人間模様から、自分の姿を考え、あの通りの師匠に。 感服。2023/07/10

Nazolove

22
いつもながらだけど、落語家の人の半生って軽くいち落語だなーなんて思ってしまった。 今でこそインテリ、冷静キャラなんて勝手ながら思ってたけど、昔はヤンチャしてたり大変な暮らししてたんだなーなんて思った。 昔の落語家ってけっこうむちゃくちゃやってたんだなーなんて思ってしまった。(そう考えると今の落語家さんたちっていろんな面で恵まれてるのかもしれない) 個人的にびっくりしたのは、落語家さんって年取ったら衰えちゃうと思ったら自分の芸を自分で俯瞰で考えられて、良いところを伸ばそうとする精神にビックリした。2019/11/01

gtn

18
今まで円丈を通した落語協会騒動しか知らなかったが、印象が一変した。全国中をホール落語で駆け巡る大師匠圓生の生命力、充実感、可愛らしさに間近に接する著者。寄席は芸を磨く場としては必須ではないとの見解も新鮮で、騒動後の行動に積極的価値を与えている。先代との師弟関係も美しい。あの我儘な師に付ききった著者。あるだけの師の恩を紹介する。理知的なイメージと異なり信義の人である。2020/02/11

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