出版社内容情報
現代都市の闇。エブリスタ、怖い噂コンテスト【都会部門】の優秀作傑作選!
内容説明
深夜のオフィスで残業中、複合プリンタの動作音が子供の声に聞こえてくる現象。その訳は…「おかあさん」、ゴミステーションに“ご自由にお持ち下さい”と置かれていたコードレス掃除機。使ってみると奇妙な現象が…「タンデム掃除機」、街で“あなたのために祈らせて下さい”と声をかけてくる若い女、新興宗教の恐るべき手口とは…「御裾分け」、刑務官の友人に誘われた1回5万円の闇仕事。その驚愕の仕事内容…「裏バイト」、ライバル店を潰すためのとっておきの秘策、呪いの盛り塩の正体とは…「盛り塩」ほか、街と人にはびこる闇をうつした12の恐怖譚。この悪夢は明日のあなたかもしれない…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
276
エブリスタの作品集は何となく実話怪談にそれ程拘っていない様に思えますね。本書の中では唯一の単著を出されている緒方あきらさんが3作書かれていて最も達者でプロらしく思えますね。でも今回は50頁近い長さで予測不能の滅多に読めない超ぶっ飛んだ力作を紹介しますね。『タンデム掃除機』阿賀野たかし:私は学生時代からの友人・村本と居酒屋で飲んでいると彼がゴミ置き場で拾ったという掃除機の話をしてきて今度見に来てくれとアパートに誘われる。それは電池掃除機で村本に言われて動かすと誰かが自分の体に貼り付いている様な体温を感じる。2021/07/10
霧香
4
〇 都市伝説系かな。自業自得系はいいのだが、不条理系はいつ読んでもやだなー。2019/12/28