出版社内容情報
この数年の間に、甲子園で絶対王者・大阪桐蔭を二度も追い詰めた三重高校。則本昂大(楽天)も育て上げた全員野球の全貌が明らかになる。
内容説明
野球がうまい者だけが戦力ではない。「これだけは誰にも負けない」という者も貴重な戦力としてベンチに入れ、甲子園で何度も上位進出。全員で戦ってこそ高校野球。
目次
第1章 大阪桐蔭を二度も追い詰めた三重の『全員野球』(三重高校と野球部の歴史;なぜ、王者・大阪桐蔭を二度も追い詰めることができたのか ほか)
第2章 私が掲げる『全員野球』と「高校野球は7年間」の意味(三重県の勢力図と三重高校の野球;小中高大、社会人、すべての世代で監督を経験 ほか)
第3章 三重高校の『全員野球』とその指導法(「練習が楽しい」となぜ選手たちが言うのか?;「グラウンドで笑うな」は是か非か ほか)
第4章 甲子園で勝ち上がるための練習と育成術(三重高の練習は9割守備―守備重視でも打力は上がる;不名誉な「史上最多安打敗戦校」の記録が私を変えた ほか)
第5章 これからの三重高、そして三重県野球(2018年、センバツ準決勝で敗退した原因;甲子園の戦い方(地方予選と甲子園の違い;一番打者とピッチャーの決め球) ほか)
著者等紹介
中村好治[ナカムラヨシハル]
1954年2月24日生。大阪府出身。浪商(現・大体大浪商)から専修大に進み、卒業後は社会人野球の鐘淵化学(現・カネカ)、神戸製鋼で主に外野手として39歳まで現役を続けた。引退後はリトルリーグやボーイズリーグの監督を経て、社会人野球の田村コピーの監督に就任。その後、日章学園の監督となり、就任3年目の2002年夏に同校を初の甲子園出場に導く。2007年から三重中京大のコーチを経て監督に就任し、同大の系列校である三重高のコーチから監督となった2014年夏に甲子園出場を果たすと、チームを初の準優勝へと導いた。2017年夏の大会後に監督を退き、現在は総監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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