内容説明
十四年の刑期を終えたラファエルは、出所するとすぐに弟ウィリアムともに新しい仕事に取り掛かった。すべては計画通りに進んでいた。だが、三千万ユーロの宝石を手に飛び出したとき、ラファエルたちを待ち受けていたのは警官隊だった。激しい銃撃戦が繰り広げられ、最愛の弟が重傷を負ってしまう。追っ手を逃れ、瀕死のウィリアムを一刻も早く治療しなければならない。警察の非常線をかいくぐり、ラファエルたちは村はずれの古びた屋敷に逃げ込んだ。広大な敷地に建つその家にいたのは夫の帰りを待つ妻のサンドラがひとりだけ。理想的な隠れ家のはずだったが、帰宅した屋敷の主は純粋なほどに残酷なシリアルキラーだった…。フランスを代表するミステリー作家が紡ぐ極上のサイコスリラー、ついに日本上陸。
著者等紹介
ジエベル,カリーヌ[ジエベル,カリーヌ] [Gi´ebel,Karine]
1971年、南フランスのヴァール県生まれ。大学で法律を学んだのち、様々な仕事を経て、執筆活動を開始。2004年の処女作『Terminus Elicius』と2012年の6作目『Juste une ombre』で、マルセイユ・ミステリー大賞を受賞。『Juste une ombre』は、コニャック・ミステリ大賞も受賞した。2007年の3作目『Les Morsures de l’ombre』では、フランス国鉄ミステリー大賞、アントラミュロス賞、デリエール・レ・ミュール賞を受賞している
坂田雪子[サカタユキコ]
フランス語・英語翻訳家。神戸市外国語大学中国学科卒業
吉野さやか[ヨシノサヤカ]
フランス語翻訳家。明の星女子短期大学仏語科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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