内容説明
59歳の吉岡隆一郎は喘息の療養のため、瀬戸内海のS島に、息子の嫁の奈央と滞在していた。奈央は、独り身の義父を心配し付き添ってくれているのだが、二人きりの生活を送るうち、隆一郎は美しい嫁への欲望が抑え切れなくなる。そしてある夜、隆一郎は奈央に迫り、義父と嫁は禁断の交わりに溺れていく。だが、二人が快楽を貪る寝室に、突然見知らぬ男が入ってくる。男は山沖という名の脱獄囚で、自分を匿えと隆一郎を脅す。さらに山沖は艶めく奈央に欲望を高まらせて…!孤島を舞台に淫惑の三角関係が展開する禁断エロス新境地。
著者等紹介
霧原一輝[キリハラカズキ]
昭和28年、愛知県名古屋のベッドタウンで生まれる。高校時代に学生運動の洗礼を受ける。早稲田大学文学部に入学後、演劇活動に邁進。平成18年に『恋鎖』(双葉社)で霧原一輝としてデビューし、次々と作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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