内容説明
ハーバード大学神学部教授のカルは、ローマ教皇じきじきの奇妙な依頼を受ける。ある司祭の両手首から血が流れ続け、それが“奇跡”による“聖痕”だと噂になっているので、本物かどうか調べてほしいというのだ。手首とは、キリストが処刑された時、まさに釘を打たれた場所。好奇心から調査を引き受けたカルだったが、旅は危険に満ちていた。何者かが、キリストに止めをさしたとされる“聖槍＝ロンギヌスの槍”を始めとする聖遺物とその奇跡の力を手に入れようと暗躍していたのだ。所有する者に“世界を制する力”を与えるという、キリストの聖遺物と聖痕をめぐる謎がいま明かされる―！！イタリア、パレスチナ、ドイツ、クロアチア、オーストリア、スペイン、そして南極…世界を股にかけたノンストップ歴史冒険ミステリー！！
著者等紹介
クーパー，グレン［クーパー，グレン］ ［Ｃｏｏｐｅｒ，Ｇｌｅｎｎ］
１９５３年ニューヨーク市生まれ。ハーバード大学で考古学を専攻し文学士号取得後、タフツ大学医学部に入学して医師免許を取得。その後、医薬品業界に転身しバイオテクノロジー会社のＣＥＯ兼会長となる一方、脚本執筆を始め、みずからプロデュースして映画化した
石田享［イシダススム］
翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ゆう
28
いただきもの。両手首から血が流れ続け“聖痕”だと噂になっている司祭の真偽を調べることになったカル。1つの章が短いので読みやすく、読書中断もしやすい。ロンギヌスって言われるとエヴァ…って思っちゃう私はダメなパターンだ。上巻はいい感じに盛り上がり、これはさらなる危機到来だ！といういい所で下巻へ続く。2018/02/25
RIN
21
キリスト教関係で人気№１の（たぶん）ロンギヌスの聖槍の謎とネオナチを絡めた冒険小説。主人公はアメリカの冒険小説では典型的なヒーロー。つまり、ハーバード大学考古学教授、イケメン、モテるし手が早い(笑)、リッチ、運動神経抜群、40代。アメリカの小説では男性は40代がモテ期。学位を取ってから職歴が始まるアメリカではそのくらいの年齢でないと華麗な（！）経歴にならないからかな？著者も華麗すぎるプロフィール！自分で映画会社作って映画も撮っちゃう人だけにそのままハリウッド映画になりそう。2018/06/11
ヤギ郎
8
キリスト教の聖遺物とナチスをからめた物語。ダン・ブラウンの「ラングドンシリーズ」ののりで物語がすすむ。2017/10/16
まるあんこ
2
読み放題で無料だったので 何となく読んでみたのだけれど 面白い。 ラングドンシリーズみたいな感じ。下巻へgogo!!2019/09/04
くま
1
ロリンズだけじゃ寂しいなーと思って似たようなテイストでと思ってチョイス。出だしは好調。2017/06/11
