内容説明
“世界の宝”を求めて、その秘密を解き明かす鍵となる古文書を探しにエジプトへとやってきたブロンソンとアンジェラだったが、別の誰かに先回りされ取り逃がしてしまう。二人は新たな手がかりを求めて、カイロからナイル川沿いを南進し、エル・ヒバに向かう。そこに“世界の宝”に関係すると考えられる古代エジプトのファラオ、ショシェンク一世の遺跡があるからだ。しかし遺跡は既に壊されており収穫はなく、その上、何者かに尾行されていることに気づく。目的のためなら手段を選ばない恐るべき追跡者の魔手から逃れながら、さらなる手がかりを求めてインドへ向かうブロンソンとアンジェラ…そして砂塵舞う壮絶な最終決戦の果てに、辿り着いた古い僧院で彼らが目にしたのは、驚天動地の“世界の宝”の正体だった―!!
著者等紹介
ベッカー,ジェームズ[ベッカー,ジェームズ] [Becker,James]
イギリス海軍艦隊航空隊に20年以上所属し、フォークランド紛争をはじめ、イエメン、北アイルランド、ロシアなど世界のさまざまな国・地域で主に秘密作戦に従事する。退役後、作家活動を開始し、他にもジェームズ・バリントン、マックス・アダムズ、ジャック・スティールなどのペンネームで次々と小説を刊行。長い軍隊経験に裏打ちされたリアリティと迫力に満ちたアクション・シーン、そして主にキリスト教の秘密にまつわる古代・中世史への該博な知識に基づいたミステリーに定評がある
荻野融[オギノトオル]
翻訳者。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。