竹書房文庫<br> 実話コレクション 邪怪談

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竹書房文庫
実話コレクション 邪怪談

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801909274
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

飲み屋で知り合ったのは両親が失踪したという男。彼が語った不思議な体験、そして…「十八年目の亀」、女子寮に一緒に住んでいた同期の娘の様子がおかしい。ある夜大きな音がしたらと思ったら…「迎えにこられる」、アパートの近所のおでん屋の主人と仲良くなり、彼のとんでもない身の上話を聞いたところ…「逃げられない」など、日常の中でふと踏み外した一歩のせいで、引き返せない暗闇の恐怖を目の当たりにする!怪異を引き寄せる小田イ輔が放つ、ジワリと厭で邪な実話怪談集。

著者等紹介

小田イ輔[オダイスケ]
宮城県出身。職を転々としつつうろうろと東北地方を彷徨い歩いては、その土地の人間に訊ねて怪談を蒐集している。黒木あるじ推しで『FKB饗宴5』にて初登場(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

261
本書の読みは「よこしま」と読ませるとカッコ良さそうですが実際には「じゃ」ですね。小田イ輔さんは独特な味の怪談の書き手で長年のファンも多い方で安定した素朴な良さを感じますね。『恩返し不発』夏の暑い日、夜勤から帰ったJ君は布団に横になると外から「ひのようじん、まっちいっぽんかじのもと」と季節外れの声が聞こえてきて何度も繰り返した。彼はイライラして「うるせえぞ!」と怒鳴って窓の外を見ると猫が大小5、6匹整列してギョッとした様に見ていたが、やがて路地裏に消え去り火の用心の声も途絶えた。そのまま寝て昼過ぎに起きる。2022/02/13

HANA

57
実話怪談集。オーソドックスな話から民話調まで、幅広く収録されている。ただ自分が心底ゾッっとしたのは、怪談に違った方面からアプローチする「K君の日常」や「虚無の予感」といったもの。諦念というか寂寥感というか明るい絶望感が半端じゃないの。あとは例によって語られない部分がとても怖い「思い出のお母さん」や「十八年目の亀」もいい感じで迫ってくる。オーソドックスな怪談も上手いのだけど、やっぱりこういう特色のあるのに比べると、慣れたというか見劣りがするというか。怪談とはちょっと違った心理的に嫌な話が素晴らしいからかな。2016/12/29

澤水月

38
東北の言葉で綴られ残酷ながらおかしみもある「化け腹」ほか、会話文だけのものなど実験的な試みもあり非常にどれも面白く読めた。巻末の「オーブ論」が非常に面白く、著者の怪異への接し方がよくわかる。今回ふっと、まさか黒木あるじの覆面?!と感じたりもした。用語用字(黒木さんの文には「自分が校閲だったら指摘入れるかなギリギリ個性とみなし置いとくかな」という言葉遣いが幾つかあり、それが出てきて驚いた)、一章・全体の構成や、文体実験のやり方が似てて…仲が良いとそういうこともありえるのかな。不思議な読み味、好きです2016/12/11

ネムコ

29
読みやすい! しかもバラエティーに富んでいて楽しませて頂きました。よい作家さんを掴まえました♪2017/08/27

pulpo8

21
小田イ輔祭り実施中。著作少ないのですぐ終わりそう。この本は、今まで読んだものに比べれば正直それほど…という印象だったのだが、読み終わってからページをパラパラめくってみると、結構心に残っていることが分かる。「恩返し不発」うーん、これは悲しい(笑)。けどユーモラス。「なんらかの罠」何なんだろうな、これ。「腹化け」まず飼っていた狸を…というのが衝撃で。「ややこしい罠」ちょっとミステリー風。いいね、こういう不思議なの。「思い出のお母さん」「ループ」「冬の帰り道」SFチック、奇妙な怖さ、小田イ輔の本領発揮だな。2017/10/23

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