内容説明
MITに籍を置くジェレミーは、古代と現代―ふたつの「世界の七不思議」に奇妙な“パターン”があることを発見する。時代の異なるふたつの地図を重ねると、美しい二重螺旋を描くのだ。だが、このパターンから外れる構造物がふたつあった。この秘密に気づいたジェレミーは何者かの手で殺されてしまうが、謎を解く鍵をUSBメモリに忍び込ませていた。それを手にした双子の兄のジャックは答えを求め、コルコバードのキリスト像があるリオへと飛ぶ。そこで彼が見つけたのは、謎めいたピクトグラムが描かれた羊皮紙と精巧な歯車が詰め込まれたブロンズ製の蛇の頭だった…。『ソーシャル・ネットワーク』の著者が描く、人類の“起源”を辿る歴史冒険ミステリー!!
著者等紹介
メズリック,ベン[メズリック,ベン] [Mezrich,Ben]
アメリカ合衆国ニュージャージー州プリンストン生まれ。ニューヨーク在住。ハーバード大学卒業後に執筆業を志し、さまざまな職で日々をしのぎながら、処女作の『悪魔の遺伝子』(ハヤカワ文庫NV)でデビュー
田内志文[タウチシモン]
翻訳家、文筆家。スヌーカープレイヤーとしても活躍し、2006年スヌーカー・チーム世界選手権、2007年スヌーカーアジア選手権では日本代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
122
ミステリーというのか世界のなぞに関連するものなのかあまりはっきりと分けることができないのですが、世界七不思議と表紙の絵に誘われてしまい読んでみました。上巻は主人公の双子の弟が殺されてということで主人公がなぞを解きに。世界各地を回ります。上巻はブラジルとインドへ。最近映画公開された「インフェルノ」もどきですね。映画会社がすでに映画化権も買われているそうです。若干校正不足が。2016/10/27
ゆーぼー
5
人類学者と植物遺伝学者の偶然の出会いが世界の七不思議へと誘う。 読み進める度に、ジャックグレイディのイメージがインディージョーンズと重なってきた。 謎の遺物は何を示しているのか、興味をそそられる。なかなか面白いので、下巻に急行しよう。2016/12/30
Makoto Saito
4
世界の七不思議に隠された秘密を解く冒険ミステリー。インディー・ジョーンズとロバート・ラングドンがミックスされたような作品。謎解き自体に大して展開はなく、着々と次に繋がるピースを発見していく内容で盛り上がりに欠ける点もあり?2016/11/04
JUMP
2
ネタがもったいない。訳の問題なのか、根本の内容の問題なのか。途中だが断念。2016/10/15
toy
2
読了。テーマ、ネタとして超一流の素材を台無しにしているストーリー。ここ最近読んだ作品で間違い無い駄作にガッカリ…。登場人物に魅力の欠片もなく、坦々と次に推移して行くだけ。怒りすら湧く中、下巻に進みます。2016/10/12