竹書房文庫<br> 立川談志まくらコレクション―夜明けを待つべし

個数:

竹書房文庫
立川談志まくらコレクション―夜明けを待つべし

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月23日 21時40分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801905337
  • NDC分類 913.7
  • Cコード C0176

内容説明

立川談志に“禁句”は無い!落語界の風雲児と評された天才落語家・立川談志が、“まくら”で斬った平成の事件、世相、社会問題が文庫で味わえる!古今亭志ん朝、師匠・五代目柳家小さんの死とその意義を語り、「イリュージョン落語」を論ず。国際情勢と日本の政治家を皮肉り、アメリカ同時多発テロで「たが屋ぁ~」と発し、金正日万歳と叫ぶ。落語とは、幸福とは、常識とは、社会とは、人間とは、森羅万象の本質を語る珠玉の話芸。最円熟期に語られた“人間の業”をイッキ読みする“まくら”集。

目次

与太郎のロジック
すっぽかす努力をしている
共同幻想はもう壊れた
肉体が精神を見放した
待たせる理由
落語の前提条件は
五〇ドルの女
志ん朝の代わりに
志ん朝は、いい時に死んだ
火事が好き〔ほか〕

著者等紹介

立川談志[タテカワダンシ]
1936(昭和11)年、東京都に生まれる。本名、松岡克由。16歳で柳家小さんに入門、前座名「小よし」。18歳で二つ目に昇進し「小ゑん」。27歳で真打ちとなり、五代目立川談志を襲名する。1971(昭和46)年、参議院議員選挙に出馬し、全国区で当選。1977(昭和52)年まで国会議員をつとめる。1983(昭和58)年、真打ち制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

48
立川談志が落語を始める前に喋った雑談的な「まくら」の部分だけをまとめた文庫本。以前出た『談志が語った"ニッポンの業"』の第二弾である。前巻が昭和のものもあったのに対し、本巻は全て平成のもの。具合が悪くなってからのものもあり、老いの姿も伺える。語りを文字に起こした本なので読み易く、生前の立川談志の口調も思い出されて内容も面白い。出てくる小咄がみな秀逸である。まくらの最中に客席から「古典をやれ」と言われ、その客を帰らせたやり取りも収録。その行為に賛否はあろうが、それが許されてしまった人の憂鬱がここにある。2015/12/02

姉勤

24
落語を聴きに来たんじゃない談志を聴きに来たんだ。一方で、落語好きでも談志は(が)嫌い、も多い。古典落語というフォーマルを削った、まくらを蒐めた第2弾(ただし、十分噺にはなっている)。平成11年から17年の世相、世論へのアクションとリアクション。晩年のイエモトの、エスプリと云おうか諧謔と云おうか、暴論と云おうか、託宣とのたまおうか。いずれにしろ、談志の声音が蘇る読者向きなのは変わりなし。だが、コンプライアンス、言葉狩り、はてはペテンに詭弁。ことばの無作法者があふれた今には、まだ価値はある。2016/07/26

ぐうぐう

21
「与太郎の奴は、そこに観客が居るわけじゃないんだよ、横に一緒にだれか居るんなら、この行為で、そやつをウケさせてやろうって了見だと、考えられるでしょう。誰もいないんだ。ことによると、この野郎、高度な遊びをやってんじゃねえかと思うんだよ。一人でね」。この落語への疑いは、談志が笑いの神に愛される、ひとつの条件だ。つまりは、この視点こそが、イリュージョンを生むのだろう。「ああ、そうか。志ん朝の客は、『落語』を聴きに来て、おれの客は、『おれ』を聴きに来てるんだなと」。その客の中に、笑いの神もいるはずだ。2015/11/30

チェアー

7
自分の主張がどうというより、多数が向いている方は絶対に向いてやらねえぜ、の矜持を感じる。芸術ってそうだものねえ。しかし、お辞儀の仕方は立派な談志。2016/03/04

0607xxx

6
面白い。落語に関してほとんど知識はないが、興味がある落語家なので巻末のQRコードの付録から立川談志の落語を聞いていこうと思う。2015/11/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9890767
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。