内容説明
四季折々、季節ごとの風を受けつつ食べたいおいしい立ちそばの数々をお届けします。庶民の味方“立ちそば”食べ歩きガイドエッセイ。
目次
第1章 そよ風に吹かれつつ、そばをたぐる…春の立ちそば
第2章 暑さで食欲が減退したときの命綱…夏の立ちそば
第3章 旬の味覚が食欲をかき立てる…秋の立ちそば
第4章 寒さからの生命復活装置…冬の立ちそば
第5章 こんなところで…変化球そば
第6章 学食そば巡り~学食と侮るなかれ!
第7章 うどん大会…いろんな場所で、いろんな状況で
著者等紹介
今柊二[コントウジ]
1967年愛媛県生まれ。横浜国大卒。定食評論家として首都圏をはじめ全国の定食・立ちそばの調査・研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
38
立ちそばは、駅のホームで風に吹かれて食べるイメージ。という事で本書は季節メニューを多めに紹介する。チープでも色々な工夫やお店ごとの特徴があって楽しい。元気にモリモリ食べ、良いところを褒める素直なレポートが気持ち良い。首都圏のお店が多く、小田急「箱根そば」の季節メニューはコンプリートしている。立ちそばは和食のファストフードとして、安くて早くて頼もしい。しかもおっさんになると益々好きになる。頑張って欲しい。定食評論家の著者は大盛りにしたりご飯や稲荷を付けたり、いい年なのによく食べるので感心した。2019/04/08
緋莢
19
過ごしやすい春秋、食欲がなくなる熱い夏、寒さに凍えそうになる冬。一年を通じて楽しめる「立ちそば」。手ごろな値段と侮るなかれ、美味しいものが多数ある「立ちそば」の魅力を定食評論家の著者が紹介。かき揚げなどの定番から唐揚げ、時にはおにぎりや丼つきのものまで紹介したシリーズ第2弾。2016/02/11
C-biscuit
17
Kindleアンリミテッドで読む。先日読んだ立ちそば大全の続編的な本である。タイトルに春夏秋冬があるように、立ちそばの季節のメニューや、その季節に食べたそばが写真付きで紹介されている。カラー写真(白黒もある)も多く、食欲をそそられる。場所についても詳細に書かれているので、行ってみたくもなる。特に箱根そばについては、著者が贔屓にしているようで、多くの店舗とメニューが紹介されていた。知らなかったが、実際会社の近くにもあるようなので、食べてみたいとも思う。立ちそばで本ができる驚きと、真剣に読んだ自分にも拍手。2017/07/12
きゅー
12
丸々一冊立ち食いそば屋の紹介(普通の蕎麦屋やうどんも少しあるけど)。毎回、お店の様子や値段、蕎麦の中身をレポートしているのが大変まめまめしい。愛知県に住んでいる身としては、立ち食いそば屋というのは東京の象徴でもあり、懐かしさを感じながら読んだ。著者は取材対象のお店のことは決して悪くは書かないと決めているようで、どのお店も美味しそうだけど実際にはどうかな、あやしい。そばを食べる前に水を飲み、そばをぐるぐる回してから啜るというある種の儀式的な動作まで毎回書かれているように、著者は非常に几帳面な方なのだろう。2018/09/12
miwapicco
7
箱根そば、行かなくちゃーー!愛あふれるレポート。東京のおそば懐かしい、、2015/12/13