内容説明
伯爵令嬢キンバリーは父から結婚をせっつかれていた。結婚願望はなかったが、父の強い要望でルーストン公爵邸に滞在して縁組を頼むことになってしまった。気乗りしないままやってきた公爵邸でキンバリーが逢ったのは、スコットランドの領主ラクラン。盗賊をしなければならないほど一族が困窮しているため、彼は裕福な花嫁を探すために公爵邸へやってきたのだ。これほどたくましくハンサムな男性に初めて逢ったキンバリーは、思わずぼうっと見とれて、うっかり鼻水までたらしてしまう。しかも着ていたのは流行遅れの冴えないドレス。その後、彼女は気恥ずかしさからラクランにつれなくするが、逆に彼の方はキンバリーが気になりはじめる。似合うドレスを着て驚くほど美しくなったし、彼女と話していると決して退屈しないからだ。そして、最悪の出逢いからはじまったふたりの関係は、舞踏会の夜に予期せぬ方向へ…。
著者等紹介
リンジー,ジョアンナ[リンジー,ジョアンナ] [Lindsey,Johanna]
1952年生まれ、ハワイ在住。ヒストリカルロマンスを中心にこれまで50冊の作品を刊行。ベストセラーになった作品も多く、世界各国で翻訳されている
松井里弥[マツイサトミ]
翻訳家、東京都出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ばんび
4
甘々で面白かった。 前作の赤毛の乙女と嘘つきな公爵。読んでない(泣)2017/08/14
りり
3
★★☆☆☆無限に登場しそうな人物と主要人物たちの名前がしっくりこなかった。宮殿はいくらなんでも大きすぎじゃ…。ヒーローの夜這いも痛い勘違い男にしかみえず。筆運びがこんななのは初期の作品だから?と思ったらそうでもない様子。こんな作風だったか、前作はまったく思い出せない。どうにも読み難くて途中から斜め読み。よく赤面するヒロインだった2015/02/27
ピピピ☆
2
★★★★☆4.52015/01/15
kokorika
1
キンバリーは母を亡くし、折り合いの悪い父から結婚をして出て行くように言われ花婿探しをする。ラクランは一族の財政難を解消するため持参金のある人と結婚しなければならない。前作ヒロインの御屋敷での出会い最悪だったが、キンバリーは彼に惹かれていく。ラクランもキンバリーを気にしているが自分の気持ちに中々気づけない。キンバリーと父の秘密は後味がよくなかったけど、新しく現れた人々達のエピソードが楽しく救われた。2022/12/29
矢田ふみえ
1
盗賊をせざるを得ないラクランが、結婚を決意する。気になる人から愛する人へ。俺を求めていることはわかっているんだとことにおよんでしまう。まぁいいんだけどね。出生の秘密も、必要?と思うけど。2016/06/19