竹書房文庫
怪談社 辛(かのと)の章―実話怪談師の恐怖譚

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801900325
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

大阪・十三で活躍していた怪談社が東京に活動の場を新たに構えた。怪談師の紗那と紙舞、そして彼らが蒐集する怪談を記録する書記、伊計翼による「怪談社」シリーズ第9弾だ。全54話。イベントにも精力的な彼らが活動の場を広げ、さらなる禍々しさを加速させて挑む怪異譚。しかと受け止めよ。

目次

悲鳴
新居
力技
クローゼット
狂う
つかれた
来客
侵入
右で寝る
鬼太郎みたいな〔ほか〕

著者等紹介

伊計翼[イケイタスク]
怪談社の書記。蒐集された怪異体験談の記録と書籍執筆を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

150
実話怪談蒐集団体・怪談社は人気が高く、その本はどれも高品質で間違いが無いと太鼓判が押せる信頼感がありますね。本書もやや地味目ながらも短い時間で一気読みさせられた素晴らしい出来栄えでしたね。『笑う蛙』大阪に住むT恵さんは浮気して女と逃げた旦那と離婚したが、その事で父母兄らに非難された為に実家には帰らず集合住宅で一人暮らしていた。隣に住むのは老婆と自閉症らしく喋るのが苦手な9才の男の子・H君だった。彼女は夫から騙されて女に貢ぐ金を取られ、街で夫と女が歩く姿を同僚と一緒に見てそれを言いふらされて会社を追われた。2020/12/30

HANA

43
実話怪談集。前後に挟んでくる近況報告は相変わらずながら、だんだんとその割合も減っていっていい感じ。内容的には可もなく不可もなくといった感じか。幽霊を気合で追い払う話がいくらか収録されていて、そこらは何となく楽しい。最後の廃校の話は気合入っていたものの、何となく似たようなシチュエーションを昔のノベルゲームで読んだような気がする。特に「無限」の部分とか。次から次へと畳み掛けてくる怪異、何となく勢いがありすぎて怖いというより笑ってしまうような。ジェットコースターみたいなものか。後、本拠地東京に移されたんですね。2014/12/01

あたびー

38
朱雀門さんの脳釘怪談にあった廃校の話に引用されていたL字型の廃校の怪談を読もうと買いました。それはたしかにヤバい話でした。脳釘怪談にあったのは結局この廃校とは違う廃校だったのですが、どちらも怖いです。そもそも周囲10kmには人家が見当たらないようなところに学校が建つものでしょうか?((((;゚Д゚))))お母さんの実家でオバアの幽霊に出会う「沖縄の家」は心温まるお話でした。孫(ひ孫?)に初めて会って、オバア嬉しかったんだね〜。チバりよー。2022/08/19

★YUKA★

27
【日本の夏は、やっぱり怪談】実話怪談54話。サクサク読める所が良い!怪談社引っ越しの裏話も面白かった👍2021/06/28

かおりんご

22
ホラー。怪談社さんのYouTubeで聞いた話がちらほら。最後の廃校の話が一番ぞくっとした。興味本位でも、いっちゃダメだね。2020/08/08

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