内容説明
あるところに、カイという少年とゲルダという少女がいました。ふたりは大の仲良し。ある日、悪魔の作った邪悪な鏡のかけらが、カイの目と心臓に刺さります。その日から、優しかったカイの性格が一変しました。ある雪の日、ひとりでそり遊びをしていたカイの前に“雪の女王”が現れます。雪の女王はその冷たい魅力でカイをとりこにして、連れ去ってしまいました。ゲルダは大切なカイを探すため、世界の果てに旅立つ決意をします。果たして、ゲルダはカイ少年に再びめぐりあえるでしょうか?そして、失われた少年の優しい心をとり戻せるのでしょうか…?社会現象ともなった大ヒットアニメーション映画の原案となった表題作を始め、六編を収録。
著者等紹介
アンデルセン,ハンス・クリスチャン[アンデルセン,ハンスクリスチャン] [Andersen,Hans Christian]
1805年4月2日、デンマークのフューン島に生まれる。修繕屋を営む父親と洗濯婦の母親に育てられるが、家庭は大変貧しかった。1816年、14歳の時に、歌手・俳優を目指し、デンマークの首都コペンハーゲンに旅立つことを決心する。なかなか夢は叶わなかった。だが、様々なことにチャレンジする。その情熱と意欲を買った支援者によって、基礎教育・高等教育を受けられることとなる。文才はたちまち現れ、1835年に『即興詩人』『子どものための童話集』を刊行し、作家・詩人としての地位を確立する。以後、1875年8月4日に没するまでに、生涯を通じて156編の童話を書きあげた
有澤真庭[アリサワマニワ]
千葉県出身。アニメーター、編集者等を経て、現在は翻訳家・日本語教師
和佐田道子[ワサダミチコ]
作家。1967年3月6日、北海道千歳市生まれ。千葉大大学院文学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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