内容説明
戦国武将として人気が高い徳川家康は、長く辛酸をなめた人物だった。最後には天下を収め、長く平和な江戸の世を創り上げた。しかし、もし家康がその人生の途中で不慮の死を遂げ、別の人物が家康を名乗り、天下人となっていたとしたら…。そんな「家康死亡説」は古くから唱えられていた。主なものでも「桶狭間の戦い死亡説」「関ヶ原の戦い死亡説」「大坂夏の陣死亡説」の三説がある。これらを検証していくと、そこにはある疑問が浮かび上がってくる。本当の家康とは別に、もう一人の家康がいたのでは…。その人物とはいったい誰か、そして二代目・家康となった男が見た夢と野望とは?果たして本当の天下人とは誰なのか…。その謎に迫る!
目次
第1章 徳川家康は三度死んだ
第2章 桶狭間死亡説「願人坊主・浄慶、松平元康となる」
第3章 関ヶ原死亡説「世良田二郎三郎元信、家康となる」
第4章 大坂夏の陣死亡説「小笠原秀政、大御所となる」
第5章 二つの異なる政権「徳川幕府」と「駿府王国」
第6章 二代目家康が夢見た黄金の日本合衆国
著者等紹介
島右近[シマウコン]
1960年生まれ、神奈川県葉山町に育つ。放送作家、映像プロデューサー。ドキュメンタリー番組(NHK『美しき大河に生きる四万十川紀行』でハイビジョンアワード受賞)に携わるうちに歴史に興味を抱き、史跡や古戦場、山城を旅しはじめる。著述としても雑誌を中心に、『LEON』で湘南ライフの記事を執筆プロデュース、『週刊女性』でスピリチュアルから沖縄の歴史文化を検証する記事、その他媒体では日本芸能史などを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Asaya
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