竹書房新書
家康は関ヶ原で死んでいた―二代目家康が駿府で見た夢と野望

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  • サイズ 新書判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784801900196
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0276

内容説明

戦国武将として人気が高い徳川家康は、長く辛酸をなめた人物だった。最後には天下を収め、長く平和な江戸の世を創り上げた。しかし、もし家康がその人生の途中で不慮の死を遂げ、別の人物が家康を名乗り、天下人となっていたとしたら…。そんな「家康死亡説」は古くから唱えられていた。主なものでも「桶狭間の戦い死亡説」「関ヶ原の戦い死亡説」「大坂夏の陣死亡説」の三説がある。これらを検証していくと、そこにはある疑問が浮かび上がってくる。本当の家康とは別に、もう一人の家康がいたのでは…。その人物とはいったい誰か、そして二代目・家康となった男が見た夢と野望とは?果たして本当の天下人とは誰なのか…。その謎に迫る!

目次

第1章 徳川家康は三度死んだ
第2章 桶狭間死亡説「願人坊主・浄慶、松平元康となる」
第3章 関ヶ原死亡説「世良田二郎三郎元信、家康となる」
第4章 大坂夏の陣死亡説「小笠原秀政、大御所となる」
第5章 二つの異なる政権「徳川幕府」と「駿府王国」
第6章 二代目家康が夢見た黄金の日本合衆国

著者等紹介

島右近[シマウコン]
1960年生まれ、神奈川県葉山町に育つ。放送作家、映像プロデューサー。ドキュメンタリー番組(NHK『美しき大河に生きる四万十川紀行』でハイビジョンアワード受賞)に携わるうちに歴史に興味を抱き、史跡や古戦場、山城を旅しはじめる。著述としても雑誌を中心に、『LEON』で湘南ライフの記事を執筆プロデュース、『週刊女性』でスピリチュアルから沖縄の歴史文化を検証する記事、その他媒体では日本芸能史などを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Asaya

1
はるか以前に「影武者徳川家康」を読んでいたのでふと懐かしくなって手に取ってみた。その小説の元ネタをメインの文献として更に分かりやすく読み解いている感じ。よくある歴史上の「もしかして」の類である。説としては面白い。二代目がいたかどうかは分からないが、サブタイトルにもあるような「駿府で見た夢と希望」という部分は面白かった。晩年の駿府時代の家康は凄かったんだなあと改めて知った。むしろそっちメインの本を読みたくなった。2014/11/28

m_syo

0
「他人の褌で相撲を取る」。まさにそんな本。いろいるな本をお手軽につまみ喰いして作ったのではないかと思える。同書がストーリーの下地にした隆慶一郎の『影武者徳川家康』が参考文献に入っていないのはなぜ?隆慶一郎の方を読み返したくなった。現在仮タイトルになっているが、買った本は『家康は関ヶ原で死んでいた』。2014/10/12

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