弟と二人暮らしのポージーは書店員。その小さな本屋はロンドンの中心街にあるが表通りから奥に入った目立たない行き止まりにあり、界隈の大型書店にも押されて経営は苦しい。ある日彼女とと弟の後見人になってくれたオーナーが亡くなり、遺言書で書店の運営はポージーに任された。突然のことに驚くポージーだが、得意ジャンルのロマンス小説に特化した新しいお店にリニューアルしようと思い立つ。早速計画を立てようとするが、亡くなったオーナーの孫でIT長者のバッドボーイ、セバスチャンがチョッカイを出してきて辟易する。 ロンドン愛・本屋愛に溢れた一冊で、実在の書店業界紙 The Booksellerが出てくるなど芸も細かくて楽しめた。続きも読もうっと!