【新宿本店】 『プッツガー歴史地図・日本語版』刊行記念 ―「あたらしい世界史」フェア
『プッツガー歴史地図・日本語版』 刊行記念
―「あたらしい世界史」フェア
1877年創刊のドイツの権威ある歴史地図
『プッツガー歴史地図・日本語版 』(帝国書院)刊行を記念して、
監修の岡崎勝世先生に「グローバル・ヒストリー」を意識した
選書・コメントをいただき、
更に、世界史を中心とした「歴史」をより深く読み説く為の
文明論・歴史学等のラインナップを加えたフェアとなっております。
期間: 6月10日(月)~7月10日(水)
場所: 新宿本店3階人文フェア台(3F-G10)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇岡崎勝世先生コメント◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
日本におけるグローバル・ヒストリーの提唱者による、アメリカで生まれて以来のこの新潮流の解説。ヨーロッパとアジア、環境、移動と交易、地域と世界システムの項目に分けて代表的な文献と議論を整理・紹介している。
イスラーム史の研究から「ヨーロッパ中心史観」に対する強い批判を抱くようになった著者が、世界史の根本的書き換えを主張し、「地球市民」の視点から、新たな世界史教科書の構成や授業について具体的提案を行う。
16世紀の「地中海」世界を地理的な時間(動かない歴史)、社会的な時間(社会史)、個人的な時間(事件史)の三観点から記述した、アナール学派を代表し現代歴史学・地域史・世界史の一出発点となった古典的名著。
ブローデル、マルクス、社会学の観点を引き継ぎ、16世紀以後の世界を「世界=経済」という、中核・周辺・半周辺諸地域の相互関係からなる地球規模のシステムとして描き、グローバル・ヒストリーの生みの親となった書。
1877年の初版以来世界的に使用されている歴史地図だが、近年では「世界史のハンドブック」として世界史記述も加えている。第104版(2011年)の翻訳で、現代ドイツの標準的世界史教科書の実像を具体的に知ることができる。
近年の歴史学では地理学との関連が益々深くなっている。世界史上重要な諸テーマについて当然自然環境や歴史地図が重視されているが、さらに豊富な図や年表、コラムなどを通じ、テーマの要点が一望できる読み物となっている。
グローバル・ヒストリー生みの親の一人による大学生向け世界史。紀元前500年までを.諸文明形成期、1500年までを諸文明の拡大期とし、第三期を辺境的地位から出発した西欧文明が世界を制覇する時代として日本とも比較しつつ描く。
人類がなぜ氷河期終期頃の同じような状態から今日の巨大な格差のある状態になってきたのかを、「銃・病原菌・鉄」とインカ帝国滅亡などを絡めながら解明しようとする。グローバル・ヒストリーで開拓されたテーマの、著名な一例。
アフガニスタンで生まれアメリカで著述家となった著者は、ムスリムの理想的共同体を目ざす運動がその歴史を貫く柱だとしてムハンマドのウンマ形成から現代までを通観する。日本人が初めて出会う人物、諸潮流の記述も多い。
前者では古代から現代に至る世界誌記述の歴史、後者では特に2世紀から18世紀まで書き継がれたキリスト教的世界史(普遍史)の歴史が記述されており、両著によってヨーロッパにおける世界誌記述の歴史全体が展望できる。
(新宿本店・山村)














