【北千住マルイ店】 無双の万城目ワールド、ここに在り『偉大なる、しゅららぼん』
無双の万城目ワールド、ここに在り。
『鴨川ホルモー』や『鹿男あをによし』などデビュー早々から映像化が相次ぎ、一気にスターダムにのし上がった万城目学の長編。
今回御紹介する作品は『偉大なる、しゅららぼん』。
2012年本屋大賞にもノミネートされました。
「しゅららぼん」ってなんぞや・・・
物語の舞台は琵琶湖のほとり滋賀の石走。
巨大な城に住み精神を操る能力を持つ日出家、ひっそりと道場を営み時間を止める能力を持つ棗家。
両家の連綿と続くいがみ合いは高校生である主人公たちにも受け継がれた。
さらになぜかその両家の能力を兼ね備えた新任の校長先生がやってきて、力で力を洗う戦いの幕が上がる・・・。
登場するのは生まれながらにして殿様気質を持つ日出本家の跡取り淡十郎、棗家の次代を担うイケメン棗広海、城内を馬で闊歩し龍と話せるくせにひきこもりのグレート清子、まわりの圧倒的存在感に押され気味の主人公涼介。
あらすじだけ読むとだいぶ荒唐無稽な感じが漂っていますが、この作品決してふざけたギャグ小説なんかじゃないんです。
淡十郎が、広海が、涼介が、とにかく「熱い」。
みんなこれでもかっていうくらい必死に、精一杯生きているんです。戦っているんです。
読み進めるうちに沸々と湧き上がってくるこの「熱さ」こそがこの小説の醍醐味なのです。
SFであり、青春小説であり、ところどころにマキメユーモアが散りばめられ、意外な結末でミステリでもある。
これだけ盛り沢山な内容をきっちり最後に着地させちゃう万城目さんには感服です。
特にラスト。素敵です。素敵過ぎます。
未読の方は迷わずこの1冊を。
今なら数量限定で貴重なサイン本もございます。
(北千住マルイ店 片山)




