芥川賞候補作を収録。 戌井昭人さん 『すっぽん心中』 発売!
行こうよ明日、霞ヶ浦へ。首の回らなくなった男とワイルドサイドに墜ちた娘の道行き。哀愁と飄逸、もはや笑うしかない芥川賞候補作。
首のまわらなくなった男と男運の悪い娘、その道行き。おかしさと哀愁は他の追随を許さない芥川賞候補作。変化を求めず、目の前で起こることをやり過ごすのが人生だと思っていた休職中の田野と痛い目に遭いつづけながら、あっけらかんとしているモモ。不忍池で出会った二人は霞ヶ浦にむかう(「すっぽん心中」)。スイッチの入った男の狂騒と暴走(「植木鉢」)、屋上の狂人のバトルと本心(「鳩居野郎」)の三本立てで贈る現代の小説。[出版社内容情報]
首のまわらなくなった男と男運の悪い娘、その道行き。おかしさと哀愁は他の追随を許さない芥川賞候補作。変化を求めず、目の前で起こることをやり過ごすのが人生だと思っていた休職中の田野と痛い目に遭いつづけながら、あっけらかんとしているモモ。不忍池で出会った二人は霞ヶ浦にむかう(「すっぽん心中」)。スイッチの入った男の狂騒と暴走(「植木鉢」)、屋上の狂人のバトルと本心(「鳩居野郎」)の三本立てで贈る現代の小説。[出版社内容情報]
第149回芥川賞候補作「すっぽん心中」を収録した、戌井昭人さんの短篇集『すっぽん心中』が発売されました。
パフォーマンス団体「鉄割アルバトロスケット」主宰をはじめ、俳優・脚本家・小説家として多方面でご活躍中の戌井昭人さん。
その著作の中から、過去に芥川賞候補作となった作品をあつめてみました。
『すっぽん心中』とあわせてぜひご覧ください。
第147回芥川賞候補作
ヤクザの見習い、フィリピン逃亡、クラブのボーイ、売れっ子作曲家を経て、半島でひとり隠棲する伯父の「ひっさん」は、身内で唯一の大人の男だった。おれは社会に出たものの、万年正月のような家庭内乞食に墜ち、あぶく銭を手に入れ、インドネパールを彷徨う。が、悟りも開けず帰国したら...。自由と自堕落、人の生き死にをとことん描く、天衣無縫の傑作長篇。
ヤクザの見習い、フィリピン逃亡、クラブのボーイ、売れっ子作曲家を経て、半島でひとり隠棲する伯父の「ひっさん」は、身内で唯一の大人の男だった。おれは社会に出たものの、万年正月のような家庭内乞食に墜ち、あぶく銭を手に入れ、インドネパールを彷徨う。が、悟りも開けず帰国したら...。自由と自堕落、人の生き死にをとことん描く、天衣無縫の傑作長篇。
第145回芥川賞候補作
浅草・酉の市でイカサマ賭博に巻き込まれた、脚本家の「おれ」。まるでサイコロの目に導かれるように、流れ流され辿り着いた先は、地方のさびれた温泉街。「おれ」はなぜか、そこのひなびたヌード劇場で前説をする羽目になってしまう―。三味線弾きのルリ婆さんと、その孫のリッちゃん、現実感のないまま三人での奇妙な共同生活が続いてゆくが...。パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」で活躍中の新鋭が描く、平成"チンチロリン"放浪記。第145回芥川賞候補作。
浅草・酉の市でイカサマ賭博に巻き込まれた、脚本家の「おれ」。まるでサイコロの目に導かれるように、流れ流され辿り着いた先は、地方のさびれた温泉街。「おれ」はなぜか、そこのひなびたヌード劇場で前説をする羽目になってしまう―。三味線弾きのルリ婆さんと、その孫のリッちゃん、現実感のないまま三人での奇妙な共同生活が続いてゆくが...。パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」で活躍中の新鋭が描く、平成"チンチロリン"放浪記。第145回芥川賞候補作。
第141回芥川賞候補作
父が消えた。アメ横で買った魚で作ったまずいスープを残し、サウナに行くと言ったきり忽然と。以来、母は酒浸りになり、おれの日常もざわつき始め、なんとか保っていた家族は崩壊寸前。悲劇のような状況は、やがて喜劇のように展開し―(「まずいスープ」)。表題作をはじめ、人生に潜む哀しさと愛おしさを、シュールな笑いとリアリズムで描いた三編を収録。気鋭が贈る人間讃歌。
父が消えた。アメ横で買った魚で作ったまずいスープを残し、サウナに行くと言ったきり忽然と。以来、母は酒浸りになり、おれの日常もざわつき始め、なんとか保っていた家族は崩壊寸前。悲劇のような状況は、やがて喜劇のように展開し―(「まずいスープ」)。表題作をはじめ、人生に潜む哀しさと愛おしさを、シュールな笑いとリアリズムで描いた三編を収録。気鋭が贈る人間讃歌。
(編集部 三好美奈子)








