【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 本を「読む」とは何か。『本読みの獣道』『図書館に通う−当世「公立無料貸本屋」事情』(6月16日 毎日新聞)
「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」
6月16日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の2冊をご紹介します。
今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました毎日新聞掲載の『本読みの獣道』と『図書館に通う−当世「公立無料貸本屋」事情』です。
[今朝の新聞より]「毎日」では本・読書に関わる本が二点紹介されています。『本読みの獣道』http://t.co/AdiUeRWPoh と『図書館に通う』http://t.co/GfRNhGUcxq 。かたや古本、かたや図書館。どちらも「読む」とは何かと考えさせられます。 ^KO
— 紀伊國屋書店新宿本店 (@KinoShinjuku) June 15, 2013
小津安二郎の研究家として知られた著者が、前著『ふるほん行脚』に続いて、雑誌『みすず』に連載していた古本探訪記を中心にまとめたのが本書『本読みの獣道(けものみち)』である。自称「古本主義者」の田中眞澄は、「書物の真価は新しきが故に尊しとせず」として、新刊書店を避け、あえて古本屋をたずねて巡り歩く。それはなにも、めったに入手できないような高額の稀覯(きこう)書を求めているわけではない。それとはまったく逆で、いかにも一徹の古本主義者らしく、店先に並んでいる百円均一本、あるいは著者の言葉を借りれば「雑本」、それこそがお目当てだ。「そこから随時随意に引き抜いた無限定の雑本にこそ、読書という行為の無償の本懐があると知らねばならない」。店の中に入っても、目についた本を何冊か選び出した後に、千円以上のものは棚に戻すのが田中眞澄の流儀である。
※こちらの書評は毎日新聞社のサイトでお読みいただけます。
著者は、六十有余年、翻訳ミステリーで知られる出版社の編集者、翻訳権エージェントとして活躍した出版界の大ベテランだが、リタイア後、居住する東京近郊の都市にある公共図書館を利用し、もっぱら趣味としての読書を楽しむようになった。本書は、本と関わりの深い著者が、一人の利用者としての目線に立って、公共図書館の変遷、現状、問題点などを、具体的かつ詳細に描き出したものであり、まことに新鮮で読みごたえがある。
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