書評で読む

【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 本を「読む」とは何か。『本読みの獣道』『図書館に通う−当世「公立無料貸本屋」事情』(6月16日 毎日新聞)

「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」

6月16日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の2冊をご紹介します。
今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました毎日新聞掲載の『本読みの獣道』『図書館に通う−当世「公立無料貸本屋」事情』です。

本読みの獣道

本読みの獣道

田中真澄 / みすず書房
2013/02出版
ISBN : 9784622085041
¥2,940 (税込)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

50年代児童書の再読から日々の糧「ふるほん行脚」まで。小津研究で知られる著者が縦横無尽に分け入り綴った読書の「けものみち」

小津安二郎の研究家として知られた著者が、前著『ふるほん行脚』に続いて、雑誌『みすず』に連載していた古本探訪記を中心にまとめたのが本書『本読みの獣道(けものみち)』である。自称「古本主義者」の田中眞澄は、「書物の真価は新しきが故に尊しとせず」として、新刊書店を避け、あえて古本屋をたずねて巡り歩く。それはなにも、めったに入手できないような高額の稀覯(きこう)書を求めているわけではない。それとはまったく逆で、いかにも一徹の古本主義者らしく、店先に並んでいる百円均一本、あるいは著者の言葉を借りれば「雑本」、それこそがお目当てだ。「そこから随時随意に引き抜いた無限定の雑本にこそ、読書という行為の無償の本懐があると知らねばならない」。店の中に入っても、目についた本を何冊か選び出した後に、千円以上のものは棚に戻すのが田中眞澄の流儀である。


※こちらの書評は毎日新聞社のサイトでお読みいただけます。

図書館に通う 当世「公立無料貸本屋」事情

図書館に通う 当世「公立無料貸本屋」事情

宮田昇 / みすず書房
2013/05出版
ISBN : 9784622077626
¥2,310 (税込)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

長く出版界とともに生きてきた著者が、本好きの一市民として発見した街の図書館の魅力と変貌。本と人を繋ぐ数々の逸話とともに、ネット時代の可能性を探る。

著者は、六十有余年、翻訳ミステリーで知られる出版社の編集者、翻訳権エージェントとして活躍した出版界の大ベテランだが、リタイア後、居住する東京近郊の都市にある公共図書館を利用し、もっぱら趣味としての読書を楽しむようになった。本書は、本と関わりの深い著者が、一人の利用者としての目線に立って、公共図書館の変遷、現状、問題点などを、具体的かつ詳細に描き出したものであり、まことに新鮮で読みごたえがある。


※こちらの書評は毎日新聞社のサイトでお読みいただけます。

各社の新聞書評は以下のページでご覧いただけます。

■各新聞社サイトの書評ページのご案内
最新の書評を読む - BOOK asahi.com(朝日新聞)
書評: 本よみうり堂 (読売新聞)
今週の本棚 - 毎日jp(毎日新聞)
[ブックス]ニュース一覧 - MSN産経ニュース(産経新聞)
CHUNICHI BOOK WEB 中日新聞・東京新聞に掲載された書評


2013.06.17 書評で読む  本 読書

<