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村上春樹さんの最新作 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 の世界を満喫する本、あつめました。

4163821104.jpg発売以来たちまちミリオンセラーとなった『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。
4月12日発売日の発行部数はすでに4刷50万部に達しており、当日さらに10万部の増刷が決定。発売7日目には100万部を突破しました。
紀伊國屋書店の4月のベストセラーでも、もちろん第一位を記録しました。

今回の特集では、その『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の世界をより深く楽しむための本やCDをあつめてみました。

まだお読みになっていない方も、読後の余韻にひたっている方も、ぜひこちらの特集をご参考に、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の世界を満喫してください。


■『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の世界

『1Q84』がいわばジェットコースター的な物語だったので、それとは少し違うものを書いてみたいという気持ちがありました。それがどんなものなのか、書いてみないとわからなかったけど。(筆者談)

『1Q84』以来3年ぶりの書き下ろし長篇小説ということで、発売前から大きな注目を集めていた本書。
作品に登場するラザール・ベルマン演奏の「巡礼の年」は、日本ではCDが売られていなかったため、輸入盤やダウンロード版を求める人が続出。急きょ日本盤CDの発売が決まるという、社会現象をも巻き起こしました。
→「村上春樹新作効果 ベルマン「巡礼の年」配信1位に」(2013年4月17日 読売新聞)

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

村上春樹 / 文藝春秋
2013/04出版
ISBN : 9784163821108
¥1,785 (税込)

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良いニュースと悪いニュースがある。多崎つくるにとって駅をつくることは、心を世界につなぎとめておくための営みだった。あるポイントまでは...。[ウェブストア内容説明より]

ベルマン(ラザール)/リスト:巡礼の年全曲

ベルマン(ラザール)/リスト:巡礼の年全曲

ユニバーサル ミュージック クラシック
2013/05/15発売
JANコード 4988005773425
品番 UCCG-4818/20
盤種 CD
価格:¥2,999 (税込)

商品ページ
<CD>
フランツ・リスト作曲、ラザール・ベルマン演奏の「巡礼の年」全曲をおさめたCDです。こちらのCDは2013年5月15日発売予定です。

●クラシックと村上春樹

村上春樹さんといえば、音楽の愛好家としても知られています。
『ノルウェイの森』などからジャズやロックを好んでいらっしゃる印象が強いのですが、クラシックにも造詣が深く、指揮者・小澤征爾さんとの対談も行なっています。

小澤征爾さんと、音楽について話をする

小澤征爾さんと、音楽について話をする

小沢征爾、村上春樹 / 新潮社
2011/11出版
ISBN : 9784103534280
¥1,680 (税込)

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小説家はマエストロを聴き尽くす。東京で、世界の様々な場所で、時間を忘れ自由に語り合った一年に及ぶ日々。不世出の指揮者、その煌めく魂に触れる迫真のロング・インタビュー。[ウェブストア内容説明より]

バーンスタイン(レナード)/『小澤征爾さんと、音楽について話をする』で聴いたクラシック

バーンスタイン(レナード)/『小澤征爾さんと、音楽について話をする』で聴いたクラシック

ユニバーサル ミュージック クラシック
2013/04/24発売
JANコード 4988005754004
品番 UCCD-4800/2
盤種 CD
価格:¥2,999 (税込)

商品ページ
<CD>
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第三番をはじめ、ブラームス、グスタフ・マーラーなど、上記の本で語られた音楽を聴くことができます。

●河合隼雄と村上春樹

村上春樹さんは、2007年に亡くなられた心理学者の河合隼雄さんとも繰り返し対談を行なっています。
2013年5月6日、京都大学で行われた講演と公開インタビューは、河合さんにちなむ「河合隼雄物語賞・学芸賞」創設を記念して行われたものでした。→「作家の村上春樹さん、京大で講演 公開インタビューも 」(2013年5月7日 日本経済新聞)
講演の中で、村上さんは「河合先生とは『物語』というコンセプトを共有しており、それを共有することは一人ひとりを深いところで結びつける。そんな深い共感を持てた相手は河合先生しかいません」と語っています。

村上春樹、河合隼雄に会いにいく

村上春樹、河合隼雄に会いにいく

河合隼雄、村上春樹 / 新潮社
1999/01出版
ISBN : 9784101001456
¥515 (税込)

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村上春樹が語るアメリカ体験や'60年代学生紛争、オウム事件と阪神大震災の衝撃を、河合隼雄は深く受けとめ、箱庭療法の奥深さや、一人一人が独自の「物語」を生きることの重要さを訴える。「個人は日本歴史といかに結びつくか」から「結婚生活の勘どころ」まで、現場の最先端からの思索はやがて、疲弊した日本社会こそ、いまポジティブな転換点にあることを浮き彫りにする。[ウェブストア内容説明より]

こころの声を聴く 河合隼雄対話集

こころの声を聴く 河合隼雄対話集

河合隼雄 / 新潮社
1998/01出版
ISBN : 9784101252230
¥500 (税込)

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河合隼雄さんとさまざまな人との対話を集めた本ですが、この中にも「現代の物語とは何か」と題された村上春樹さんとの対話が収録されています。

●電子書籍でも村上春樹の世界を楽しむ

普通の読み方では飽き足らない、もっと深く村上春樹ワールドを味わいたいという方はこちらをどうぞ。
こちらの本は電子書籍でもお読みになることができます。

村上春樹短篇再読

村上春樹短篇再読

風丸良彦/みすず書房
2007/04発売
電子版価格:¥2,100 (税込)

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村上春樹ファンには、とりわけ彼の短篇が好きだという人も多い。この作家の短篇小説には、〈短篇〉という形式において、長篇とはまた異なる、比喩や象徴性に優れた村上ワールド独特の魅力があるからだ。著者は、村上春樹作品をデビュー作「風の歌を聴け」(1979年)以来、「自分たちの物語」として鮮烈に受け止めてきた、コアな読者世代。村上春樹と共に同時代を呼吸してきた感覚による読解は、ほかの研究・批評書とは異なる肌理をもち、本書自体が、村上春樹のテイストを有している。村上春樹の小説を、仕掛け共々、隅々まで楽しめる評論である。村上春樹の短篇15作品と、村上訳のアメリカ短篇小説3本(カーヴァー、フィッツジェラルド)を、春樹ファンに向けてディテイルに踏み込んで語る。コアなファンが非常に多い村上春樹作品を味読再読するには格好の書。普通の読み方では飽き足らぬハルキリーダーにとって打ってつけの一冊。[ウェブストア内容説明より]

「巡礼の年」を聴き、「物語」にこめられた意味に思いを馳せながら、改めて『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読み直してみてはいかがでしょう。新しい発見があるかもしれません。

(編集部 三好美奈子)

2013.05.09 特集[TOP]  文学 売れてる! 旬な人

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