【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 建築家とモダニズム建築物について。『冥府の建築家―ジルベール・クラヴェル伝』『残すべき建築―モダニズム建築は何を求めたのか』(2月24日 毎日新聞)
「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」
2月24日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の本をご紹介します。
今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました毎日新聞掲載の『冥府の建築家―ジルベール・クラヴェル伝』と『残すべき建築―モダニズム建築は何を求めたのか』の2冊です。
[今朝の新聞より]職場が前川建築という幸福な環境であるせいか、建築書にはどうしても目がいきます。それが二点並んだのは「毎日」。『冥府の建築家』bit.ly/XwCTtZ と『残すべき建築』bit.ly/132SDuY 。紙面をぜひ。 ^KO
— 紀伊國屋書店新宿本店さん (@KinoShinjuku) 2013年2月23日アヴァンギャルドにして古代神話の探究者。
知られざる芸術家G・クラヴェル、世界初の評伝。
これは、生れつき重い宿痾(しゅくあ)をかかえて肉体の苦痛になやみ、それゆえに全霊をこめて美に焦(こが)れ、原始の匂う海と岩、洞窟を愛し−−とうとうイタリアのアマルフィ海岸に古代と近未来をワープする超時空的な芸術住居をつくって夭折(ようせつ)した、ある未完の建築家そして思想家にかんする評伝である。
※こちらの書評は毎日新聞社のサイトでお読みいただけます。
いまなお愛されつづける場所を含め、建築家たちが求めた暮らしのかたちを見つめ直すためにモダニズム建築を訪ね歩く。
日常の生活で出会う、ちょっとした風景に愛着を覚えることは、誰もが経験しているだろう。誰かのものかもしれない家屋や道が重なるようにして、その合間でいつのまにか熟成してできたかのような情景。
思えば東北の大震災で、かけがえのない人を失ったこととともに悲痛なのは、町の日常が一瞬にして失われたことだった。建物は新たに建つ。それが復興と呼ばれるが、かつての情景が戻るわけではない。
私たちも、震災の被災者が、物理的に家屋を失っただけでない辛さを心にしまい込んでいることは理解できている。けれどもこの著者のように感じ、行動する人は少数派だろう。著者が保存に奔走するのは、名建築と称(たた)えられるが老朽化した公共建築や都心のビルだからだ。
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