「キノベス! 2013」受賞式 & トークセッションに行ってきました。 《西加奈子×瀧井朝世「ふくわらい」を語る》
紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30「キノベス!2013」。![]()
今年の第1位に輝いたのは西加奈子さんの『ふくわらい』でしたが、その西加奈子さんをお招きして、2/8(金)、紀伊國屋サザンシアターにおいて、「キノベス!2013」授賞式 & トークセッション 西加奈子×瀧井朝世「ふくわらい」を語るが開催されました。
トークセッションのお相手はフリーライターでTBSテレビ「王様のブランチ」ブックコメンテーターとしておなじみの瀧井朝世さん。
今回はこの授賞式とトークセッションの様子をお伝えします。
「キノベス!」 授賞式&トークセッションは今年で2回目となります。
式は定刻通り始まり、紀伊國屋書店の代表取締役社長 高井昌史のスピーチの後、「キノベス!2013 」の授賞式へと進みました。
マルキ・ド・サドをもじって名づけられた、書籍編集者の鳴木戸定。25歳。唯一の趣味は、暗闇でのひとり遊び――。書籍編集者の定は、身なりに無関心、感情を表さずに人付き合いも機械的にこなす。一方で、彼女は、旅先でワニに食べられて死んだ父親の死肉を食べた女として、世間に名を知られていた。ふくわらいが唯一の趣味である彼女は、猪木になりきれなかったロートルプロレスラーのエッセイを担当することになってから、人との距離を少しずつ縮めていく。何物にも汚されない真っ直ぐな姿を描くエンタメ小説の傑作。
弊社社長の高井より西加奈子さんに記念盾が進呈された後、西さんから受賞スピーチを頂きました。
※写真:西加奈子さんの受賞スピーチ
その後、西さんと瀧井朝世さんによるトークセッションへと進みます。![]()
トークセッションは和やかなムードで始まり、『ふくわらい』執筆の動機や登場人物について、今まで発表された作品に対する思いや、作品作りについてなどを熱く語られていました。
高校生の時に紀伊國屋書店梅田本店で装丁が気に入ってジャケ買いした、トニ・モリスンの『青い眼がほしい』を傍らに抱えられながら、個人的にニューヨークに行った際、トニ・モリスン講演会があるというので、ご本人に会いにいったものの、緊張のあまり声をかけられなかった話などで大いに盛り上がりました。![]()
※写真左:装丁が気に入って梅田本店でご購入されたトニ・モリスンの『青い眼がほしい』をご紹介する西さん。
※この装丁の単行本は残念ながら絶版となっています。現在は装丁違いの文庫本となっています。
質疑応答では丁寧にお客様のご質問に答えられていました。
西さんは偶然にも『ふくわらい』の表紙と同じ色合いのお洋服をお召しになられており、お客さまからの「『ふくわらい』を意識してお洋服を選ばれたのでしょうか」とのご質問に、「ほんまやわー、気が付かなかった。」とおっしゃっていて、ミラクルな授賞式となりました。
西さんと瀧井さんの穏やかな掛け合いが面白く、大盛況のうちにイベント終了となりました。
なお、「紀伊國屋じんぶん大賞2012」授賞式も同時に行われ、柄谷行人さんの『哲学の起源』が大賞に選ばれました。
「紀伊國屋じんぶん大賞2012」授賞式は今年が初めての開催でした。
アテネのデモクラシーは、自由ゆえに平等であった古代イオニアのイソノミア(無支配)の成功しなかった再建の企てであった。
滅びゆくイソノミアを記憶し保持するものとしてイオニアの自然哲学を読み直し、アテネ中心主義的に形成されたデモクラシーの神話を解体する。『世界史の構造』を経て初めてなった政治的想像力のみずみずしい刷新。
(編集部 福田志摩)
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(西さんのサイン本は即完売!)
紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめする
「キノベス!2013」 ブックフェア開催中!
授賞式は終了しましたが、「キノベス!2013」ブックフェアは2月20日(水)まで紀伊國屋書店全店で開催しております。
過去1年間に出版された新刊(文庫化タイトル除く)を対象に、当社のスタッフが自分で読んでみてほんとうに面白いと思った本ばかり、自信を持っておすすめしています。ぜひ店頭でご覧ください。
お取り扱いしている商品や販売期間などについては各店までお問い合わせください。






