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特集:本屋のクラシック音楽ミステリコレクション―さよならドビュッシー

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<ごあいさつ>

「本屋のクラシック音楽ミステリ演奏会」にご来場いただき誠にありがとうございます。小説を聴き、
音楽を読んでいただく演奏会です。
ある者は音楽の内に真理を封印し、ある者は奏でることで真実を解き放つ―      
今宵、舞台の上で何が起こるのか誰にも予測できません。最後の一曲までごゆっくりお楽しみください。

きのくにや音楽堂

<プログラム>

第一部  ピアニストの競演

ドビュッシー:月の光「ベルガマスク組曲」より
Debussy : Suite Bergamasque,Ⅲ. Clair de Lune

さよならドビュッシ−

さよならドビュッシ−

中山七里 / 宝島社
2011/01出版
ISBN : 9784796679923
¥590 (税込)

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シリアスな前半部分から一転、演奏シーンに入って唖然とした。流れ出したら止まらない音楽に遅れまいと目は必死に文字を追う。音階や和音や指使いの描写が台詞や心理描写に勝るなんて!あたかも「推理小説」には必要不可欠なパートであるかのように。読後の余韻は音楽を聴いた後の余韻とよく似たもの。
ブラーヴォ!

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18
Rachmaninoff : Piano Concerto No.2 in C minor Op.18

おやすみラフマニノフ

おやすみラフマニノフ

中山七里 / 宝島社
2011/09出版
ISBN : 9784796685825
¥590 (税込)

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さよならドビュッシーの事件解決と同じ頃、ピアニストの岬先生は音楽大学で起きた事件にも挑んでいました。今回の相方は学内オーケストラに参加するヴァイオリン専攻の男子学生。スリリングなピアノコンチェルトを堪能してください。重厚な余韻を残して物語を閉じるのは、3年前に日本中の人が固唾をのんで聴き入ったあの曲です。

シューマン:幻想曲ハ長調 作品17
Schumann : Fantasie in C major Op.17

シュ−マンの指

シュ−マンの指

奥泉光 / 講談社
2012/10出版
ISBN : 9784062773850
¥680 (税込)

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シューマンのほとんどのピアノ曲に現れるという下降する旋律「クララの動機」に怯える天才ピアニスト・永嶺修人。
殺人が起こった夜に彼が弾いた「幻想曲」は生涯で最高の演奏となる。「クララの動機」の陰に潜み、ピアニストの魂を冷たい手で掴んでいたものは何だったのか。

ショパン:幻想即興曲 作品66
Chopin : Fantasie Impromptu Op. 66

この世の涯てまで、よろしく

この世の涯てまで、よろしく

フレドゥン・キアンプ−ル、酒寄進一 / 東京創元社
2011/05出版
ISBN : 9784488013356
¥2,100 (税込)

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50年以上前に死んだ青年ピアニストがある日突然現代に蘇った。
本人にも事情がよくわからないまま、とりあえず音楽大学に紛れ込み、風変わりな友人たちとの日々が始まる――ところが、同時に蘇っていたある危険な人物が犯罪を犯し始める。次なる殺人を阻止するためにアルトゥアは渋々「生きていた」頃の記憶をたどる。アルトゥアが「生きていた」時代を思い浮かべて聴いてみたショパンは今までとは全く違って聴こえた。



~~~ 休憩 (15分)~~~

サティ:アーモンド入りチョコレートのワルツ
Satie : Menus Propos Enfantins "Valse du Chocolat aux Amandes"

ア−モンド入りチョコレ−トのワルツ

ア−モンド入りチョコレ−トのワルツ

森絵都 / 角川書店
2005/06出版
ISBN : 9784043791019
¥460 (税込)

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10代前半の少年少女たちが、揺れやすく鋭敏な心で聴いた3つのピアノ曲のお話。中学生のころ、未熟ながらも音楽を聴いて感じてとっていたことは、実は大人になった自分の中にまだ残っていて、案外日々の支えになっているのかもかもしれない。

    ※当コンサートホールでは、お客様に静かな推理の時間をお楽しみいただくために開演ブザーを鳴らしません。
     時間になりましたら本を持って席にお戻りください。

第二部  名曲・名演・名探偵

プッチーニ:トスカ
Puccini : Tosca

トスカの接吻 オペラ・ミステリオ−ザ

トスカの接吻 オペラ・ミステリオ−ザ

深水黎一郎 / 講談社
2012/11出版
ISBN : 9784062774000
¥800 (税込)

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Questo è il bacio di Tosca ! これがトスカの接吻よ!

プリマドンナの台詞と同時に上演中の舞台でバリトン歌手が絶命した・・・。捜査担当はオペラにはとんと縁のないベテラン刑事、とくれば登場必須のキャラクターは「イケメンでクラシック通な刑事の甥」。ご期待通り!

ヴィヴァルディ:四季
Vivaldi : Le Quattro Stagioni

スタ−バト・マ−テル

スタ−バト・マ−テル

ティツィア−ノ・スカルパ、中山悦子 / 河出書房新社
2011/09出版
ISBN : 9784309205731
¥1,890 (税込)

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ヴェネツィアのピエタ養育院で育った孤児の中で特に音楽の才能に恵まれた少女達は「合奏・合唱の娘たち」として厳しい訓練を受け、演奏活動を行う。闇を見つめて生きてきた16歳のチェチリアが心の叫びをぶつけられるのは絶対に届かない母への手紙と、ヴァイオリン。新任のヴァイオリン教師兼作曲家「アントニオ神父」の斬新な「四季」が誕生する瞬間を、チェチリアの目を通して描く。

ヴィヴァルディ:協奏曲集 調和の霊感 作品3
Vivaldi : L'estro armonico 12 Concertos Op.3

ピエタ

ピエタ

大島真寿美 / ポプラ社
2011/02出版
ISBN : 9784591122679
¥1,575 (税込)

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物語は、ヴィヴァルディ先生の訃報がピエタ慈善院にもたらされるところから始まる。ピエタで育ったエミーリアが20年以上前に消えてしまったある小さな楽譜を探し始めると、ピエタの誰一人知らなかったヴィヴァルディ先生の姿が浮かび上がった。そして思わぬきっかけで件の楽譜にまつわる小さな、しかし温かな秘密が明らかになる。

シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ 作品821
Schubert : Arpeggione Sonata D821

讃歌

讃歌

篠田節子 / 朝日新聞出版
2010/01出版
ISBN : 9784022645340
¥735 (税込)

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「感動」を「作り出す」マスコミの無責任さが暴かれる展開に溜飲を下げると同時に、「大衆」の一人である自分自身も痛いところを突かれてしまった...でもお気楽な聴衆の一人としては、某登場人物が「感動した方」のアルペジオーネソナタも「感動しなかった方」のアルペジオーネソナタも聴いてみたいなあ...

ハイドン:弦楽四重奏曲第17番 へ長調「セレナーデ」作品3-5
Haydn: String Quartet in F "Serenade" Op. 3-5

持ち重りする薔薇の花

持ち重りする薔薇の花

丸谷才一 / 新潮社
2011/10出版
ISBN : 9784103206095
¥1,470 (税込)

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一流のカルテットはメンバー同士の仲が悪い、というのは本当だろうか。ブルー・フジ・カルテットのどろどろギスギスをとことん書いてしまいながら、読者には耳元でハイドンの弦楽四重奏曲の親密で温かな音色が鳴り続けているように感じさせてしまう、なんとも不思議な小説。「セレナーデ」に関するちょっとした挿話も味わい深い。

フランツ・リスト:荘厳ミサ曲
Liszt : Missa Solemnis

緋色の楽譜

緋色の楽譜

ラルフ・イ−ザウ、酒寄進一 / 東京創元社
2011/10出版
ISBN : 9784488013370
¥2,100 (税込)

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上巻
フランツ・リストが楽曲の中に封印した暗号に導かれ、リストの末裔でピアニストのサラが危険な旅の果てに手に入れたものは――読後は怖いもの見たさでリストの音楽を聴いてみたいような、みたくないような...『ダ・ヴィンチコード』にはまった読者にお薦めです。
※下巻はこちら



<本日のアンコール曲>

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調 作品131
Beethoven : String Quartets No.14 in C-Sharp Op.131

演奏:鹿間四重奏団

弦と響

弦と響

小池昌代 / 光文社
2012/10出版
ISBN : 9784334764791
¥520 (税込)

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短い呼吸を合図に溢れ出て、空間を満たす弦楽四重奏の響き。
怒りも哀しみも包みながら、赦しながら流れていく彼らの音楽は、「傷はあってもいい、傷はあってもいい、」と語りかけてくるようです。3秒間の残響、沈黙と余韻の後に、客席に、読者の内にこみ上げてくるもののなんという温かさ!



    ※万が一演奏者の中に犯人がいた場合にも当コンサートホールは一切責任を追いません。




『さよならドビュッシー』
©2013さよならドビュッシー製作委員会
2013年1月26日(土)全国一斉ロードショー

原  作;『さよならドビュッシー』中山七里(宝島社) 
監  督;利重剛
脚  本;牧野圭祐、利重剛
出  演;橋本愛、清塚信也 他
配  給;東京テアトル
公式HP;http://good-bye-debussy.com

(編集部 藤崎)

2013.01.25 特集[TOP]  映画・ドラマ化 クラシック ミステリー

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