2012年をふりかえる本、あつめました。
2012年も残りあとわずかとなりました。各新聞社やニュースサイトの発表する10大ニュース、「流行語大賞」「今年の漢字」などに触れ、今年一年をふりかえって様々な思いを抱いている方も多いのではないでしょうか。
現代用語の基礎知識 選「2012 ユーキャン新語・流行語大賞」で、大賞を受賞したのはお笑い芸人・スギちゃんの「ワイルドだろぉ」でしたね。なお、『現代用語の基礎知識 2013年版』にはすべての受賞語・候補語の解説が載っているそうですので、興味のある方はぜひご覧ください。
日本漢字能力検定協会が毎年全国から公募し京都・清水寺で発表している「今年の漢字」は、「金」でした。金環日食や金星の太陽面通過、ロンドンオリンピックの金メダル、山中教授のノーベル賞受賞や東京スカイツリーの開業など、「金」にまつわる出来事も色々ありましたね。
今回の特集では、「2012年をふりかえる本、あつめました。」と題し、THE WALL STREET JOURNALが発表した今年の10大ニュースから、それぞれのニュースに関連する本をご紹介します。
国内ニュース(THE WALL STREET JOURNAL「国内10大ニュース―「蜃気楼」のような2012年」より)
第1位 3年4カ月ぶりの衆院選、自民党圧勝で安倍政権発足へ
領土問題、消費税増税問題など、年が改まるのを機に一度おさらいをしてみるのもいいかもしれませんね。
第2位 消費税引き上げ法案成立、小沢一郎氏が民主党を離党
そもそも税金の問題は複雑すぎてわかりにくい!とお嘆きの方、こちらの本はいかがでしょうか。
税制の基礎を解説するとともに、改革への課題を指摘し、好評を博した書籍の新版です。
第3位 中韓との関係悪化、日本の右傾化を警戒
本書では、昭和史研究の大家である著者が問題の背景を分析し、解決の糸口を探ってゆきます。
第4位 ロンドン五輪で日本勢が活躍、メダル獲得数が史上最多
この本では、レスリングの吉田沙保里選手など12人の選手の波乱万丈の人生を描き、苦悩し挫折しながらも頂点をめざし続ける超一流選手たちの「人間力」に迫ります。
第5位 山中教授がiPS細胞でノーベル賞受賞、難病克服に期待
実は山中教授は、決していわゆるエリートではありませんでした。町工場の経営者のご実家に生まれ、高校では柔道部に所属し、その後に受験勉強に邁進。
そして研修医時代には「ジャマナカ」と馬鹿にされるなど、挫折も経験されています。
山中教授が、そこからどのようにして世界的な研究者になっていかれたのかは、ぜひ本書をお読みください。
読みやすい語り口ですので、中学生の方からお読みいただけます!
第6位 国内の全原発が停止、再稼働問題で官邸前デモ
本書は、生涯をかけて原発問題に取り組み、2000年に亡くなられた市民科学者・高木仁三郎氏が闘病中に残された最後のメッセージです。
第7位 ソフトバンクが米スプリント巨額買収
泥水をすするような「貧しさ」からいかにして身を起こしたのか。在日三世として生まれ、事あるごとに民族差別を受けてきたにも関わらず、なぜここまで日本を愛するようになったのか。なぜ東日本大震災以降「脱原発」にこだわるのか。孫正義さんをめぐる謎に迫ります。
第8位 家電メーカーが壊滅的な業績悪化、円安への修正進む
第9位 オウム真理教・地下鉄サリン事件の実行犯逮捕
本書はオウム理解の必読書として常に読まれてきた不朽の名著です。
第10位 東京スカイツリーがオープン
この本は、墨田区向島出身の著者 中川大地さんが、2011.3.11に「帰宅難民」として東京を歩きながら見た印象的なスカイツリーの姿から始まります。
アニメ・ゲームから科学・思想史まで、さまざまなルポ・評論を手掛ける著者による、スカイツリーをめぐる新しい都市論です。
国際ニュース(THE WALL STREET JOURNAL「特集:WSJ日本版が選んだ2012年注目ニュース」より)
第1位 欧州債務危機
ユーロは破綻するという見方に対して、著者は「ギリシャは離脱しないし、ユーロも破綻しない」と主張します。
豊富なデータと明快なロジックで、欧州のみならず世界の動向を読み解く、経済分析と予測の書です。
第2位 オバマ米大統領選再選
アメリカでも、4年前ほどの熱狂はなかったものの、オバマ大統領が再選されました。
本書では、教科書やニュースではわからないアメリカを巡る「真実」を取り上げ、脱アメリカ時代の日本はどこに進むべきなのかを考えます。
第3位 中国で習近平体制が発足
しかしその前には、次世代の指導者候補として有力視されていた元重慶市長・薄熙来氏が突然の失脚。このとき中国では、いったい何が起こっていたのでしょうか?
朝日新聞記者が「習近平体制の中国」に迫る圧巻のノンフィクションです。
第4位 シリア内戦
本書では、中東に訪れたのは本当に「春」だったのか、なぜNATO軍はリビアにのみ軍事介入したのかなど、大手メディアが伝えない「革命」の真実を描きます。
第5位 ハリケーン「サンディ」猛威
大型ハリケーン「サンディ」は250人以上の犠牲者を出し、800万以上の世帯が停電になりました。
本書では、阪神・淡路大震災における震災復興基金の設立に関わった著者が、巨大災害有事における復旧復興の道筋とその際の政策対応はどうあるべきか提言します。
第6位 日中領土問題が再燃
この本の著者によると、講演で「尖閣諸島はいつから日本の領土になっていますか?」と聞いても大半の人は正確に答えられないそうです。
知っているようで知らない日本の領土問題。
感情論を超えた国家戦略をと説く本書は、2012年新書ベストセラーランキングに常連入りしていた本です。
第7位 日米欧、金融緩和強化
しかし著者は破綻を防ぐための金融緩和が、新たなる破綻を生むといいます。
2013年、世界は「複合恐慌」に突入するとー。
第8位 アップルVSサムスン訴訟合戦
本書はアップル対サムスン特許訴訟からみえてくるものを解説し、日本企業は「サムスン的なもの」とどう戦うべきかを説きます。
第9位 フェイスブック上場
日常的にフェイスブックを活用していらっしゃる方も多いと思います。
本書はそのフェイスブックを作ったマーク・ザッカーバーグのビジネス哲学を読み解きます。
第10位 ロンドン五輪
ところで、何とオリンピックの影では、世界中でアスリートのDNA解析が過熱しているそうです。英国研究者の調査では「金メダル遺伝子」とも呼ぶべき遺伝子の存在が明らかになったとか。気になりますね!
以上、いかがでしたでしょうか。
様々なニュースについては、この他にもたくさんの関連本が出ております。
気になるテーマがありましたら、ぜひお近くの紀伊國屋書店に足をお運びください。
(編集部 三好美奈子)
























