お弁当の本、あつめました。
すっかり梅雨入りした今日この頃です。4月からお弁当を作りはじめた人も、お弁当作りのベテランさんも「気がつけばワンパターンだわ」なんて思ってはいませんか? 実は私も、この2月から「お弁当」を作りはじめた初心者ですが、そろそろおかずのネタが尽きてきました。
そこで「これからの時期に傷みにくいお弁当を作るにはどうすればよいのか? 」の疑問から始まり、「美味しく」「簡単」で、「綺麗」かつ「安心安全」なおかずを作るにはどうすれば良いのか? など調べようと、それらが紹介された本を読みあさるようになりました。調べていくうちに、「お弁当」のカテゴリーだけで、実に多くのバラエティーに富んだ視点から、数々の書籍が刊行されていることに、改めて驚かされました。「お弁当」は、それだけ奥が深いのですね。
そこで、今回の特集は「お弁当」にしました。「手軽で簡単! 安心なお弁当」「愛する人やお子様へ」「お弁当は文化である」の3つのテーマでご紹介します。これらの本を頼りに実際に作ってみたお弁当の写真も載せていますので、あわせてお楽しみください。
安心と美味しさが詰まってます!!
暑さとジメジメのこれからのシーズン、お弁当作りの注意点といったら、やっぱりまずは「傷まないこと」です。愛する人たちが美味しく食べられるように、愛情込めて作ったお弁当が原因で「おなか痛い!」なんて事になってしまったら、とっても残念です。そんなことになる前に、作りおきも出来て、安心の、とても役に立つ3冊をご紹介します。
*本を頼りに作ってみました!(傷まない編)
こちらのお弁当は、「傷まないお弁当」の本3冊から「プチトマトはへたを取るべし!」「卵焼きは作ったら、レンジでもう一度加熱すべし!」で青しそ入り卵焼き。「汁気は避けるべし!」で海鮮シーズニング炒めとニラのきんぴら。「ワサビは菌の繁殖を防ぐ!」でワサビふりかけご飯。「デザートは別容器!」より、包丁を使わなくて良いアメリカンチェリーを! これで傷み知らずのお弁当が完成です。
『傷みにくいお弁当&作りおきおかず』
『朝つくらないお弁当の手帖』
『作りおきでおいしい日替わり弁当』より
愛する人へのお弁当です!
自分のお弁当はもちろんですが、お子様や愛する人へ作るお弁当。ふたを開けて嬉しそうな顔をしたり、美味しそうに食べる様子を想像しながら作るのも楽しみのひとつですが、「ごちそうさま。」「美味しかったよ。」なんて言われたら、とっても嬉しいですよね。ここでは「誰かのために作るお弁当」がテーマです。
「進化するおべんとう」例えば、そぼろごはん。(中略)娘たちから毎回いわれるのが「食べにくい」の一言。(中略)こんな風に娘たちの感想や苦情(?)があったからこそ、新しい工夫が生まれ、私のおべんとうは成長していったような気がします。(『やっぱりママのおべんとうが好き!』P.96より)
*本を頼りに作ってみました!(愛する人へのお弁当編)
『やっぱりママのお弁当が好き!』より
パンのお弁当も充実している本書は、パン食のアイデアがいっぱい詰まっています。パックのままのスモークサーモンとクリームチーズ、ルッコラとチャービルを保冷容器にそのまま入れて、トーストしたベーグルに自分でサンドして食べるお弁当。軽く済ませたいときに重宝します。
『作りおきでおいしい日替わり弁当』の沢山紹介されているヒントからは、こんなお弁当ができあがりました。じゃこ炒りしたシシトウと、濃いめに味付けした青椒肉絲。もちろん汁気は切って使います。温野菜はアスパラガスとコーン。ご飯にはやっぱり菌をおさえる梅干しで。
素材別のおかずで充実した『お弁当おかずアイデア帖』を参考に作ったお弁当です。コンニャクのきんぴら。オクラのおかかと胡麻和え。セリと鴨の炒り付け。懐かしのキャンディチーズと赤ピーマンのマリネは別容器で用意したもの。なんの変哲もないようなお夕食のおかずをお弁当に詰め込んだような感もありますが、「あたりまえのものを美味しくお弁当に!」のテクニックが詰まっています。
お弁当は文化です!!
先日、海外のウェブサイトで「『日本人の奥さんをもらって良かった理由』がお弁当である」というニュースを読み、私たちにとってはあたりまえのお弁当でさえ、こんなに反響があるのだと驚かされました。確かに、近年、日本の四季折々の具材を使ったおかずの数々、お弁当の芸術性の高さ、栄養バランスの良さに諸外国の方々が羨望のまなざしを送るニュースが多いようです。
そこで、海外で出版された「BENTO」の本と、最近新しく文化になりつつある「キャラ弁」の本をご紹介します。
The Just Bento Cookbook : Everyday Lunches to Go
Itoh, Makiko/ Doi, Makiko (PHT) / Kodansha Amer Inc
2011/12出版
ISBN : 1568363931
¥1,866 (税込)
豚肉の生姜焼きや浅漬けといった純和風のおかずから、ちょっとおしゃれなスパニッシュオムレツまで、色々なレシピが入っています。海外へのお土産にも使える一冊です。
ウィッツィー&ブーフのステンシルと抹茶やココアのパウダーを使って、お顔つきサンドイッチも簡単。
園生活・学校生活の励みにかわいいお弁当を持たせてあげたいけれど、①衛生的に、②食べ慣れた安心素材で、③手早く、の条件は譲れない、というママにぴったりです。
ふたをあけた瞬間「わぁ~!」という歓声があがりますよ。
Face Food : The Visual Creativity of Japanese Bento Boxes
Salyers, Christopher D. / Mark Batty Pub
2008/04出版
ISBN : 0979048664
¥1,346 (税込)
海外にキャラ弁を紹介する意味で興味深い一冊です。
Yum-Yum Bento Box : Fresh Recipes for Adorable Lunches
Watanabe, Crystal/ Ogawa, Maki / Quirk Books
2010/06出版
ISBN : 1594744475
¥1,586 (税込)
さて、今回の「お弁当特集」いかがでしたか?
子供の頃、食が細かった私に、母が持たせてくれたお弁当はいつも色どり豊かでした。色んな種類のおかずをひと口ずつに、私が食べられるだけのごはんをふんわりと入れたものでした。だからもちろん、私のお弁当はいつもお米がよって、お弁当箱に空の部分ができるのが常でした。それぞれのおかずや、よってしまった四角い空間も、大人になった今、思い返してみると、本当に愛情の詰まったお弁当だったと、しみじみと有難さを感じるものです。母からすれば、手のかかる子だったに違いありません。うちの母のように、「苦手なものを食べさせたい」「残さずきちんと美味しく食べて欲しい」と願うのは、上記の本をみて判る通り、万国共通なんですよね。この特集が「愛しい人たちの美味しい顔」を見ることのお手伝いができたらなによりの喜びです。
(編集部 角モナ・藤崎久美子・奥村知花)











