お部屋改造のヒント、あつめました。 -その② 中級編-
桜もその役目を果たし、すっかり見ごろを越えてしまいましたが、なにかと気分の浮き立つ花の季節はまだまだこれからです。木連やフリージア、ジャスミンといった芳しい薫りで華やぐこの時期に、お部屋の模様替えなど、いかがでしょう?
前回ご紹介した壁際のディスプレイに着目した「初級編」に引き続き、今回は壁そのものに焦点をあてた「中級編」です。「壁を彩る」とあわせて「インテリアとしての本棚」のふたつのテーマでご紹介します!
壁を彩る
畳や障子といった古式ゆかしい日本のインテリアも素敵ですが、多くの住居は昨今、洋式のものが多くなっています。それならいっそのこと「此処ではない何処か」を作り出してみませんか? お仕着せの白いクロス壁に、ちょっとした変化を付けることで、驚くほどお部屋が変わるから不思議です。
今、この本を開いているあなたの部屋の壁の色はどんな色ですか? 落ちつくのはやっぱり白い壁? でも、そこから少しだけ進んで、自分にぴったり合った色と暮らしてみませんか?(『色を楽しむ、色と暮らすインテリアペイント』プロローグより)
*「実践その3 〜塗ってみました〜」![]()
・何となくパステル調の薄い色のものばかりあつめていたベッドルームですが、こうしてビフォーアフターを並べてみると、何だか以前はぼんやりとした印象でした。壁をブルーにしたことで、イメージも引き締まり、合わせる色を選ぶ楽しみが増える、良いこと尽くしです。![]()
・下地になる壁に色がついたことより、壁まわりのディスプレイも、ますます楽しくなるから不思議です。「その①初級編」でご紹介した『パリのヴィンテージ素材集』の中からお気に入りのものを数点プリントアウトして画鋲でとめて飾ってみました。
まったくのDIY素人の女性ひとりでも、6畳ほどのお部屋を、たったの半日で塗ることが出来ました。ペンキをボタボタとたらしてしまったり、お約束のように鼻やほっぺたに付けてしまったり......、と、ハプニングもありましたが、なかなか楽しい作業でした。二度塗りをしたものの、少しムラがあります。でもそれはご愛嬌。自分で塗ったという愛しさも手伝って、かえって温もり感のある印象になりました。
「壁は、必ずしも白くなくて良い!」と、今回のお部屋改造で、多大にインフルエンスを受けた洋書の中から5冊ご紹介します。多種多様なテーマの素敵な実例集をじっくり鑑賞することで、自分の「好き」が見つけられやすくなりました。しかも、インテリア好きさんや引越ししたての方への「ちょっとした贈り物」としても重宝します。
Dark Nostalgia: Faultlessly Stylish Interiors for Business, Pleasure and Leisure
Hagberg, Eva / Thames & Hudson Ltd
2009/10出版
ISBN : 0500515093
¥4,008 (税込)
Kemble, Celerie / Clarkson Potter
2011/11出版
ISBN : 0307715981
¥4,678 (税込)
Swimberghe, Piet/ Verlinde, Jan (PHT) / Lanoo Books
2010/04出版
ISBN : 9789020985863
¥5,198 (税込)
Essential Color : The Back to Basics Guide to Home Design, Decoration & Furnishing
Conran, Terence / Conran Octopus
2011/05出版
ISBN : 1840915730
¥1,871 (税込)
Blue : 350 Inspiring Ways to Decorate with Blue
House Beautiful Magazine (COR)/ Cregan, Lisa / Hearst Books
2011/04出版
ISBN : 1588168239
¥1,866 (税込)
インテリアとしての本棚を考える
リフォームやインテリアデザインを考える時、いつも忘れられがちなのが、この「本のスペース」です。大量の本をもつ家が少なくないのに、その収納やディスプレイについての関心は低く、インテリア・デザインの一部として本を活かそうとする試みもなされていません。(『自宅の書棚』裏表紙より)
この記事を読んでいらっしゃる方なら、「本棚」について一度や二度は頭を悩ませた経験がおありかと思います。沢山入るもの、棚が可動できるもの、大きいもの、小さいもの、仕分けしやすいもの etc....。理想を挙げればきりがない。それが「本棚」です。そこで、ここでは「インテリアとして、本棚をどうするか」や、「いやいや、実用として本棚をどうするか」「どんな本棚が欲しいのか」などのインスピレーションを与えてくれる本を5冊ご紹介します。
Geddes-Brown, Leslie / Merrell Pub Limited
2009/10出版
ISBN : 9781858944913
¥3,737 (税込)
Books Make a Home : Elegant Ideas for Storing and Displaying Books
Thompson, Damian / Ryland Peters & Small
2011/10出版
ISBN : 1849751870
¥2,890 (税込)
Beaufre, Roland/ Dupuich, Dominique / Thames & Hudson
2012/04出版
ISBN : 050029030X
¥2,521 (税込)
オマケ
最後に、「『ハリー・ポッター』に出てくるような、天井まで届き、梯子が必要なくらいの本棚が欲しいけど、お部屋が狭くて......。」とお悩みの方に朗報です。上でご紹介した『自宅の本棚』の44ページから45ページでも紹介されていますが、世の中には「本棚柄」の壁紙があるんです。そこで...。
*「実践その4 〜貼っちゃいました〜」![]()
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天井まで本物の本が並んだ光景も圧巻ですが、広さに限度のある我が家では、そんなに大きな本棚は置けないのが残念でした。でも、憧れは強く......。そこで、クローゼット扉にこんな壁紙を貼ってみました。柄合わせが少し難でしたが、意外と簡単かつ楽しく出来ちゃうものです。こちらも準備段階から2〜3時間ほどで貼り終え、最後に味気のない取っ手をアンティーク調のものに取り替えて完成です。
さて、前回に続き、今回のインテリア特集「その②中級編」、いかがでしたか?
こんな季節になると、ワクワクが込み上がり、お部屋の模様替えをしたくなっちゃうという思いつきから始まったこの特集ですが、やってみて気がついたのは「全体の完成をさせないのがミソ」です。暮らす人と同じようにお部屋も進化や変化させると楽しいですね。「次はどこをどんな風に変身させちゃおうか?」なんて考えるのもまた一興です。そんなときには、こういった素敵なお部屋写真が満載の洋書や、DIYのハウツー本が大変役立ってくれます。
お部屋の模様替えや改造に興味がある。あるいは、そこまではしなくともお部屋の印象をちょっと変えて、気分を変えたいと考えていらっしゃる方には、特にお薦めのものを洋書や和書にこだわらずご紹介しました。
(編集部 角モナ・奥村知花)







