2011年をふりかえる本、あつめました。
2011年も大晦日を迎え、残すところあとわずかになりました。
日本漢字能力検定協会より発表された今年を表す漢字は「絆」。各新聞社などから発表されている今年の10大ニュースを見ていても、この「絆」の大切さを改めて意識させられます。
2011年最後の特集となる今回は「2011年をふりかえる本、あつめました。」という企画で、共同通信社 2011年10大ニュースから、関連する本をご紹介します。
国内ニュース(共同通信社 2011年10大ニュースより)
第1位 東日本大震災と東電福島第1原発事故
それでも新聞をつくり続けた社員たちの全記録。
第2位 菅首相が居座りの末退陣、ドジョウ野田内閣誕生
いまリーダーにとって真に必要な能力とは何か。吉田松陰、山口多聞、リンカーンなど歴史的人物から考える「リーダーシップ」論。
第3位 サッカー女子W杯、なでしこジャパン世界一
「なでしこジャパン」の強さの秘密を知る一冊。
2012年のロンドン五輪も楽しみです。
第4位 円が戦後最高値を更新、円売り介入、輸出産業苦境に
国内で叫ばれる財政赤字拡大の危機のなか、発生した東日本大震災による打撃。
それでも円高が進んだのはなぜなのか?
第一線の人気アナリストがわかりやすく説く相場変動の本当の理由。
第5位 野田首相がTPP交渉参加を表明
またTPPを含めて、私たちの身の回りで耳にすることが多くなった「グローバル化」という言葉。
では実際に「グロ-バル化」が私たちにもたらすものとは何なのか?
『TPP亡国論』で論壇の寵児となった中野剛志と気鋭の経済思想家・柴山桂太が徹底的に危機の時代への処方箋を語りつくします。
第6位 東電が初の計画停電、夏は15%節電
僕のお父さんは東電の社員です 小中学生たちの白熱議論!3・11と働くことの意味
毎日小学生新聞編集部、森達也 / 現代書館
2011/11出版
ISBN : 9784768456712
¥1,470 (税込)
事故収束への対応や計画停電、補償問題と、東京電力への不満は日々高まりを見せました。
そんな時に新聞投稿に寄せられた一人の小学生の投げかけ。
「僕のお父さんは東電の社員です。悪いのは東電だけ? 原発は誰がなぜ必要としたの? 」
全国の小中学生の真剣議論を収録した一冊。
第7位 政府要請で浜岡原発停止、九電ではやらせメール問題
東日本大震災からもうすぐ1年を迎えようとしていますが、野菜や牛肉、新米などからは未だに放射性セシウムが検出されています。
自分の身を守るには真実と向き合うこと。
被ばくと汚染の不安に中高生目線でやさしく答える武田教授の"白熱教室"。
第8位 大阪ダブル選で橋下氏、愛知トリプル選で河村氏側完勝
橋下市長が掲げる「大阪都構想」は、大阪、そして日本改革の切り札となるのか?
その全貌を論じます。
第9位 小沢民主党元代表を強制起訴、元秘書3人は有罪
議員秘書を15年勤め、日本初の政治資金規正法違反による逮捕者となった著者による告白。
「監獄に行きたいか!」と恫喝する検事、ズサン過ぎる政治資金管理の実態など、衝撃の事実が明かされる。
[BookWeb書誌より]
第10位 八百長問題で大相撲春場所中止、25人が角界追放
本書は「週刊ポスト」が30年間にわたって追及してきた大相撲のタブー「八百長」の歴史と実態を明らかにします。
国際ニュース(共同通信社 2011年10大ニュースより)
第1位 北朝鮮の金正日総書記が急死、世界に波紋
リチャ−ド・リ−・ア−ミテ−ジ、ジョ−ゼフ・S.ナイ / 文藝春秋
2010/12出版
ISBN : 9784166607884
¥861 (税込)
これからの東アジアのカギを握る、金正恩体制となる北朝鮮、そして中国。核武装した二つの隣国にどう対峙するのか。
アメリカ共和党・民主党を代表する知日派二大巨頭が岐路に立つ日米同盟の実力と限界を論じ合います。
第2位 欧州の財政危機拡大、政権交代相次ぐ
いまだ収束の気配は感じられず、ますます混乱に陥ってゆく様相をみせています。
本書が示唆する通り、2012年は「ユーロ恐慌」から「世界大恐慌」に突入してしまうのでしょうか。
第3位 中東に民主化の波、カダフィ大佐死亡
エジプトのムバラク政権が倒壊し、リビアのカダフィ大佐体制も終焉するなど、「アラブの春」は中東全域に広がりました。
ただ私たちはどれだけ「中東」について知っているのでしょう?
西洋版の世界史の後景に追いやられてきたムスリムたちは自らの歴史をどう捉え、いかに語り伝えてきたのか。
本書は、歴史への複眼的な視座を獲得するための、もうひとつの「世界史」です。
第4位 米特殊部隊がビンラディン容疑者を殺害
正解のない究極の難問に挑み続ける、ハーバード大学の超人気哲学講義"JUSTICE"。
経済危機から大災害にいたるまで、現代を覆う苦難の根底には、つねに「正義」をめぐる哲学の問題が潜んでいます。
サンデル教授の問いに取り組むことで見えてくる、よりよい社会の姿とは?
[BookWeb書誌より]
第5位 タイで大洪水、日本企業が操業停止
ただ日本列島も台風の上陸が多く、まさに他人事ではありません。
本書は、ひとつの家族模様を軸として、超巨大台風の上陸による東京水没の危機を描いた災害サスペンスです。
第6位 東電福島第1原発事故で欧州に脱原発の動き
原子力=一神教的テクノロジーから「エネルゴロジー」という新概念へ。
これからの日本と世界のありかたを示す一冊。
[BookWeb書誌より]
第7位 米国で反格差デモ、世界へ拡大
だが、日本の20代男子の65.9%、20代女子の75.2%が現在の生活に「満足」しているという結果も。
これまでの若者論を覆す、「幸せ」を感じている若者の正体を徹底的に取材した最注目の若き社会学者が立ち上げる、まったく新しい「若者論」。
[BookWeb書誌より]
第8位 ニュージーランド地震で日本人28人死亡
日本人が知りたい巨大地震の疑問50 東北地方太平洋沖地震の原因から首都圏大地震の予測ま
島村英紀 / ソフトバンククリエイティブ
2011/06出版
ISBN : 9784797365665
¥1,000 (税込)
本書は東日本大震災をふまえ、地震が起きる原因から誘発の可能性、津波や液状化、そして防災や緊急避難の心得まで、気になるテーマを疑問形式でお答えします。
[BookWeb書誌より]
第9位 米アップル創業者ジョブズ氏が死去
スティ−ブ・ジョブズ The Exclusive Biography
ウォルタ−・アイザックソン、井口耕二 / 講談社
2011/10出版
ISBN : 9784062171267
¥1,995 (税込)
取材嫌いで有名なスティーブ・ジョブズが唯一全面協力した、本人公認の決定版評伝。
2009年から3年におよぶ本人や関係者への徹底した取材を通じて、人間スティーブ・ジョブズのすべてを余すことなく描いています。
また本書は、紀伊國屋書店の電子書籍として初めてといえる大ベストセラーになりました。
紙版 『スティーブ・ジョブズⅠ・Ⅱ』
電子版 『スティーブ・ジョブズⅠ・Ⅱ』
スティ−ブ・ジョブズ The Exclusive Biography
ウォルタ−・アイザックソン、井口耕二 / 講談社
2011/10出版
ISBN : 9784062171274
¥1,995 (税込)
ジョブズのiPodの中身は?
デザインスタジオで「3年先の未来を見る」、「宇宙に衝撃を与える」製品の開発秘話、禅、京都、イッセイミヤケを愛する日本通、はじめて明かされた家族との私生活、何度も命を落としかけた壮絶な闘病、終生のライバル、ビル・ゲイツとの最後の対面、政治改革から新社屋まで、亡くなる直前まで情熱を注ぎ続けていたもの、最後のカリスマ、ジョブズのすべてが明らかに。
[BookWeb書誌より]
第10位 中国高速鉄道で追突事故、40人死亡
アジアでいちばん激しく生命力があふれた国、中国。
中国で「もっとも有名な日本人」となった著者が、内側から見た人にしかわからないリアルタイムの中国を語ります。
そこから見えてくるのは、中国、日本、世界の現在。
日本は、そして日本人は、これからいったいどこへ向かえばいいのか。
私たちの課題も見えてきます。
[BookWeb書誌より]
いかがでしたでしょうか?
昔から「書店の棚に並んでいる本を見ると世相が分かる」と言われるほど、世の中の動きと本の動きには近いものがあるようです。
ただ今回ご紹介したのは、その中でもごく僅かなもの。気になる本がございましたら、とりあえずお近くの紀伊國屋書店に足を運んでみてください。書店の本棚を前にした時、きっと思いもかけなかった数多くの素晴らしい「本との出会い」が訪れることと思います。
(編集部 三浦芳敬)

























