【2011年5月のランキング特集】この本よかっ!! 第4回子どもの絵本大賞in九州 九州の児童書担当者が選んだ絵本大賞&BEST10+特別賞
ご存知ですか?「この本よかっ!! 子どもの絵本大賞 in 九州」
長く読み継がれるものが主役になりがちな絵本というジャンル。しかし、毎年刊行される新刊にもロングセラーに匹敵するスゴいものがあるんです! ...という熱い思いから、丸善、あおい書店、それに紀伊國屋書店からは福岡本店、ゆめタウン博多店の絵本担当者が書店の垣根を超えて「子どもの絵本大賞 in 九州」を企画したのが3年前。それから毎年参加書店を増やし、今年は九州全域のみならず、本州の西端山口県、海を越えた沖縄県の書店を含む66店舗の書店がランキングの選定に参加。ただいま九州全域でブックフェアを好評開催中です。
【福岡本店】 5月1日スタート!「この本よかっ!! 第4回 子どもの絵本大賞 in 九州」期間 2011年5月1日~6月末日
場所 紀伊國屋書店福岡本店、ゆめタウン博多店ほか九州全域の各書店、山口県、沖縄県の一部書店
「子どもの絵本大賞 in 九州」では、1月上旬、「九州の熱意ある児童書担当者たち」のもとに送られるという1年間の新刊絵本タイトルリストから、各担当が3冊を推薦。2月下旬、1次選考で集められたタイトルは担当のおすすめコメントとともに、再度各担当に配布され、そこから2次選考。1次推薦タイトルの中から各担当が3冊ずつ推薦し、得票数に基づきベスト10を決定するそうです。
今月の「ランキング特集」では「第4回 子どもの絵本大賞 in 九州」 から、絵本大賞とその他ベスト10、特別賞をご紹介。フェア会場で無料配布中の手書きペーパーから一部を抜粋、担当者の声をそのままお伝えします。
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はじめに
「ただいまー!!」と言っちゃっていいでしょう。今年も絵本の魅力をお伝えする「子どもの絵本大賞 in 九州」の季節になりました。少しずつ九州各県の書店さんにも浸透してきて、とってもうれしいこの頃です。
今年は、沖縄や山口の書店さんも選定に参加していただきました。ありがとうございます!!
そして事務局メンバーにも新しい仲間が♪自己紹介コーナーをチェックしてくださいね。
さてさて2010年に出版された絵本には、楽しいものやシブーイものなど、かなりバラエティに飛んでいましたが、ベスト10には、笑顔あふれるお話が多いような気がします。素敵なことですね。
大災害で心を痛めた方も多いと思いますが、この超オススメの絵本パワーで九州から元気を発信したいと思います。それではさっそくはじめましょ―。
第4回絵本大賞は...ジャジャン!!『うんこ!』たくさんのコメントをいただきました。まずは、「表紙のチャーミングなうんこのかおに、まずドッキリ」「うん命の出逢いを感じました」など、ページを開く前からベタボレの人が続出。
そして言葉遊びの愉快さにも大注目!言葉あそびは、高学年になった方が解るので、
幅広い年令の子ども達に親しまれ、愛される一冊」というコメントも。すでにお話会でも大人気の様子。子どもって「うんこ話」大好きですもんね。売場でも、うれしそうに手を取る子ども&大人の姿をたくさん目撃します。
みなさんのコメントも言葉遊びを盛り込んだものが、いくつかありました。「よくぞ絵本にしてくれた!」ハーイ!私も賛成です!!
テレビや新聞、雑誌等で大人気"おてて絵本"のサトシンと、いま一番のっている絵本作家西村敏雄のコンビが、子どもたちの一番人気「うんこ」をテーマにつくりました。
読み聞かせ"うんこ"絵本決定版。
[BookWeb書誌より]
第2位は『ぼくのおふろ』「こんなテーマパークがあったらいいのに!お風呂電車にのりたい!」「ありそうでなかった日本人にしか描けない(?)絵本。いきなり展開がひろがる構成もびっくりでおもしろい」とワクワク感あふれているところも魅力を感じている人多数。「さらに楽しい絵さがしも一緒に楽しめるので、二度おいしい」という声も。さすがデティールもすばらしい、のりたけさんらしいこの絵本。男の子の表情もいいですよね♪
『しごとば』『続・しごとば』で大人気の鈴木のりたけ氏が描く、奇想天外なおふろの絵本。緻密なイラストで、細部の描画が楽しめます。
[BookWeb書誌より]
第3位は『もぐらバス』絶妙にゆるいテンポや乗客たちが絶妙ですよね~。このくらい、のん気な人間になりたい...って思いました。そして「自分の住んでる街にも、もぐらバスがあるかも...!と想像がふくらむ。読んだ後に、もぐらバスの路線図を描いて楽しめる」「【運賃は1回1円】と良心的すぎる値段に心を打たれます。2010年度一番和める絵本」など、見どころ満載な絵本。
いつまでも地味に活躍してほしい、もぐらバスです。
こんなバスの停留所、みたことないですよね。
でも、それがあるのですよ。
じめんの下のある所には...。
さあ、もぐらバスのお話、はじまります。
「ピタゴラスイッチ」の制作者コンビが世に送りだす、たのしいえほん。
[BookWeb書誌より]
第4位は『おすわりくまちゃん』「絵がとてもいい!」とほんわかかわいいくま達に人気集中!そして「思いやりの心、やさしい心を育てる絵本」と素直にあたたかい気持ちが広がります。
色使いもタッチもほのぼのしてます。ゆっくりと子ども達に読んであげたいですね。
ちいさないすがならんでいるよ。
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ。
みんなすわれるかな?よっつのいすにひとりずつ。
ちいさなくまちゃんがおすわりしました。
でも、あとからきたちゃいくまちゃんのいすがありません。
さあ、みんなはどうしたのでしょう?
[BookWeb書誌より]
第5位は『あらいぐま洗車センター』かわいくて、おちゃめなあらいぐまたちが、どこまでもキレイに洗ってくれる、アライグマ洗車センター。「一心不乱に洗車するあらいぐまたちが、ユーモラスでリズミカルな言葉が耳に心地よい絵本です」「きれいになるまで誰の車だかわからないところもワクワク」みなさん誰の車かすぐに分かりましたか?ポスターでの仕事ぶりもさすがです!
[BookWeb書誌より]
第6位は『王さまライオンのケーキ』算数の要素がたっぷりなのに、お話がしっかりしてるので、スイスイ読めちゃいます。なんとなくワルな雰囲気の動物たちも見モノです。ゴリラのシブさったらもう!です。「算数が苦手でもとってもおもしろい。アリの誠実さとライオンのあたたかさにホッとします」「ゾウの切り方に思わずびっくり!!よく考えられた絵本」
王さまにしつれいがあってはいけない...。
アリは、どきどきしてしょくじかいにむかいました。
でも、ほかの8ぴきのどうぶつたちのおぎょうぎはひどいものです。
しょくじがおわると、王さまライオンは、デザートのケーキを「自分のぶんをとってまわしなさい」と、となりのゾウにわたしました。
さて、ゾウはケーキを切って、自分のぶんをとりましたが...?自分のぶんって、どれくらい?はんぶんのはんぶん、ばいのばいがよーくわかる算数がたのしくなる絵本です。
[BookWeb書誌より]
第7位は『まくらのせんにん そこのあなたの巻』かがくいさんらしいおもしろさに満ちていて、なるほど!!とひざをたたいてしまいます。こんなしかけ絵本もあるんですね。「読んでいてこんなに共感?同感できる絵本ははじめて」「他にはないおもしろさ」「文字が少なくて子ども達がお話に引きこまれやすいと思う」このアイデアはさすがです♪
そこのあなたって、誰のこと―?オドロキのしかけ絵本。
かがくいひろしさんからの最後のプレゼント。
[BookWeb書誌より]
第8位は『コんガらガっち おそるおそるすすめ!の本』「いろんな道を好きに選んで今日はこっち、明日はこっちに...と読む度に楽しめます」「めいろあそび、ことばあそびもたっぷりつまった一冊」どの道を選んでもドキドキが待っていて、家族や友だちとおしゃべりに花が咲きそうです。子どもたちに人気なのも大納得ですよね~。
こんがらがっちのゆびでたどる絵本 待望の第3弾!
こんがらがっちの絵本最新刊。
いぐら(「いるか」と「もぐら」がこんがらがってできた生物)とたらす(「たこ」と「からす」がこんがらがってできた生物)が、「きもだめしのもり」に迷い込みました。そこには、怖くてヘンテコなおばけたちがいっぱい! そして道を進んだ先には・・・。驚きの結末を楽しんで下さい。
そのほか、『いったい この おと、なんの おと?』、『いぐら、どうぶつえんで カメラマン!』の計3話収録。
今回も、何度でも楽しめ、本を開く度に新しいおもしろしかけが盛りだくさんです。
[BookWeb書誌より]
第9位は『どんぐりむらのぼうしやさん』「何のへんてつもないぼうしに、さまざまな身近な物で飾り付けをするだけで、ステキな個性あふれる一品になっていく様子に幸せを感じる」確かに自分で作り出す大変さと喜びが同時に感じられます。自分で、どんぐりぼうしを作った書店さんもいるそうです。すばらしい!!
どんぐりむらのおしごといろいろものがたり。
お話のあとは、帽子のきせかえで遊べます。
[BookWeb書誌より]
第10位『とこやにいったライオン』「毛玉のようなライオンの姿が衝撃的です。カエルの店主と助手の行動が面白くてたまりません」...かなり自由な発想のカエルたち。まさかそういう結末に!? の絵本ですね! ライオンの顔を見ていたら、私も眠くなっちゃいました。そしてカエルの表情が最高すぎです!!
いったのはカエルのとこやさん。
すっきりさっぱりするはずが、ど、ど、どうしてこんなことに!?おもわずふきだす絵本ですよ~。
[BookWeb書誌より]
特別賞は『まるまるまるのほん』「読者参加型なところがおもしろかった」「改めて本の持つ力を見せつけられた感じ」など、五感を刺激するおもしろさが類を見ない本ですが、印刷がフランスで行われているため、今回は多数の投票がありましたが、特別賞とさせていただきました。
えほんのまるがうごきだす。
これは、よむほんではありません。
まるでいきているようなまるをつかってあそぶまるっきりあたらしいあそびのほんです。
あかちゃんからおとなまで、すべてのひとの感じる心へ。
[BookWeb書誌より]
子どもの絵本大賞 in 九州事務局
あおい書店 博多本店 瀬尾美智
紀伊國屋書店 福岡本店 首藤佳奈子
紀伊國屋書店 ゆめタウン博多店 竹下心
ジュンク堂福岡店 東 里奈
ジュンク堂福岡店 吉野亜矢
蔦屋書店イオンモール筑紫野店 松島美有紀
丸善 博多店 大和泰子
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手書きのフリーペーパーでは、上記のランキングとコメント以外にも、楽しいこぼれ話や個性豊かな事務局メンバーのコメントを読むことができます。
「こぼれ話」からほんの一部だけご紹介すると、このページにも掲載している絵本大賞ポスターは5位に入賞した『あらいぐま洗車センター』のおおさわちかさんと10位入賞『とこやにいったライオン』のおくはらゆめさんのコラボ作品だとか!
「ゆくゆくはボローニャやコルデコットのように九州発のロングセラーを誕生させたい!」と語っていた事務局メンバー。夢が叶う日もちかいのではないでしょうか。
九州にお住まいの方はぜひ、書店をのぞいてみてください!
(編集部 須賀喬巳)















