―<笑い>については、それこそ古今東西の哲学者から心理・社会学等の学問分野、狂言・落語等芸術分野に至るまで様々論じられてきたものです。ミハイル・バフチンによると、世界の文化芸術の歴史では、教科書で学ぶようなオモテの模範的文化の底流に「権力を風刺ー客観視する」、<笑い>というウラの「民衆文化」が流れていたとのこと。歴史が「強者」により作られてきた事実がある一方、それを笑い飛ばすような、たくましい「民衆文化」というものが底流に厳然と存在していた、というのです。しかし、いまの日本の「笑い」に、そのような「民衆文化の流れ」に則った「奥深さ」があると果たしていえるのでしょうか? ―問題提起として、かつ真の<笑い>を再発見することを目的として、紀伊國屋新宿本店5階人文書売場にて「<笑い>の力」と題したフェアを12月1日より2007年1月中旬まで、大きく展開します。
―年末くらい、こんな「世相」を一緒に<笑い>飛ばしてみませんか? ご来店お待ちしております。
『アリストテレス詩学 ホラーティウス詩論』 アリストテレス/松本仁助訳/岩波書店
『笑い』 H・ベルクソン/林達夫訳/岩波書店 現象学の泰斗ベルクソンが、人間特有の「笑う」という現象とそれを喚起する「おかしみ」の構造とを、古典フランス喜劇に素材を求めて分析し、その社会的意味を解明した名著。
『笑うショ−ペンハウア−』 ラルフ・ヴィ−ナ−/酒田健一訳/白水社
『笑うニ−チェ 新装版』 タルモ・クンナス/杉田弘子訳 /白水社
『〈図説〉笑いの中世史』 ジャン・ヴェルドン/吉田春美訳/池上俊一【監修】/原書房
『とめどなく笑う イタリア・ルネサンス美術における機知と滑稽』 ポ−ル・バロルスキ/高山宏、森田義之、伊藤博明訳/ありな書房
『感情』 ディラン・エヴァンス/遠藤利彦訳/岩波書店
『笑いの本地、笑いの本願−無知の知のコミュニケ−ション』 谷泰/以文社
『笑いのコスモロジ−』 小馬徹ほか/勁草書房
『笑う形』 森洋子、若桑みどりほか/形の文化会【編】/工作舎
『笑いと哲学の微妙な関係−25のコメディ−と古典朗読つき哲学饗宴』 山内志朗/哲学書房
『笑いの研究−ユ−モア・センスを磨くために』 井上宏、織田正吉、昇幹夫/フォ−・ユ−
『癒しとしての笑い−ピ−タ−・バ−ガ−のユ−モア論』 ピ−タ−・L.バ−ガ−/森下伸也訳/新曜社
『笑い/その異常と正常』 志水彰/勁草書房
『笑い学のすすめ』 井上宏/世界思想社
『もっと笑うためのユ−モア学入門』 森下伸也/新曜社
『ユ−モアの心理学−人間関係とパ−ソナリティ』 上野行良/サイエンス社
『社会は笑う−ボケとツッコミの人間関係』 太田省一/青弓社
『喜劇の手法 笑いのしくみを探る』 喜志哲雄/集英社
『人はなぜ笑うのか−笑いの精神生理学』 志水彰、角辻豊、中村真/講談社
『人はなぜ笑うのか?−フロイトと機知』 サラ・コフマン/港道隆、神山すみ江、中村典子訳/人文書院
『フロイト著作集 4』 ジ−クムント・フロイト/井村恒郎訳/人文書院
『笑わせる!技術−なぜ、あの人は人気があるのか』 中島孝志/廣済堂出版
『オプティミストはなぜ成功するか』 マ−ティン・セリグマン/山村宜子訳/講談社
『「笑顔」と「ありがとう」の魔法』 野坂礼子/PHP研究所
『笑いのセンス−文章読本』 中村明/岩波書店
『武器としての笑い』 飯沢匡/岩波書店
『笑いの力』 河合隼雄、養老孟司、筒井康隆/岩波書店 狂言、川柳、落語―、笑いの伝統が数多くあるのに、なぜ現代人は笑いの力を忘れてしまったのでしょうか。笑いを深く考えてきた三人の識者が、古今東西の笑いを考察、人間の生き方や社会の仕組みを相対化し、そのあり方を再発見させる笑いの効用を論じた、シンポジウムの記録です。
『不幸なる芸術・笑の本願』 柳田国男/岩波書店
『ユ−モアのレッスン』 外山滋比古/中央公論新社
『対談 笑いの世界』 桂米朝(3代目)、筒井康隆/朝日新聞社
『落語の言語学』 野村雅昭/平凡社
『大落語』 〈上〉〈下〉 平岡正明/法政大学出版局
『志ん生的、文楽的』 平岡正明/講談社
『落語的笑いのすすめ』 桂文珍/新潮社
『図解落語のおはなし ワンポイント・イラストで“笑いのツボ”が一目瞭然!』 PHP研究所
『漱石と落語』 水川隆夫/平凡社
『笑いの歌舞伎史』 荻田清/朝日新聞社
『春画−秘めたる笑いの世界』 白倉敬彦/洋泉社
『学術小説 外骨という人がいた!』 赤瀬川原平/筑摩書房
『鳴るは風鈴−木山捷平ユ−モア小説選』 木山捷平/講談社
『戦後短篇小説再発見15 笑いの源泉』 講談社文芸文庫【編】/講談社
『狐狸庵交遊録』 遠藤周作/河出書房新社
『人生自ら楽しむ 遠藤周作エッセイ選集3(友と笑い)』 遠藤周作/光文社
『酔生夢死か、起死回生か。』 阿川弘之、北杜夫/新潮社
『何がおかしい−笑いの評論とコント・対談集』 中島らも/白夜書房
『嗤う日本の「ナショナリズム』 北田暁大/日本放送出版協会
『ドン・キホ−テ』 〈前編1〉〈前編2〉〈前編3〉〈後編1〉〈後編2〉〈後編3〉 ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ/牛島信明訳/岩波書店
『ガルガンチュアとパンタグリュエル』 〈1〉 〈2〉 フランソア・ラブレ−/宮下志朗訳/筑摩書房
『フランソワ・ラブレ−の作品と中世・ルネッサンスの民衆文化』 ミハイル・ミハイロヴィッチ・バフチン/川端香男里訳/せりか書房
『薔薇の名前』 〈上〉〈下〉 ウンベルト・エ−コ/河島英昭訳/東京創元社
『笑いを売った少年』 ジェ−ムズ・クリュス/森川弘子訳/未知谷
『笑いの錬金術−フランス・ユ−モア文学傑作選』 榊原晃三、竹内廸也【編】/白水社
『笑いの遊歩道−イギリス・ユ−モア文学傑作選』 沢村灌、高儀進【編】/白水社
『笑う大英帝国−文化としてのユ−モア』 富山太佳夫/岩波書店
『アメリカン・ジョ−クに習え!』 森宗貴/アルファポリス
『エスニックジョ−ク−自己を嗤い、他者を笑う』 クリスティ・デイビス、安部剛/講談社
『必笑小咄のテクニック』 米原万里/集英社
『日本の笑いと世界のユ−モア 異文化コミュニケ−ションの観点から』 大島希巳江/世界思想社
『世界のジョ−ク事典』 松田道弘/東京堂出版
『ジョ−ク・ユ−モア・エスプリ大辞典』 野内良三/国書刊行会
『ジョ−ク力養成講座』 野内良三/大修館書店
『世界毒舌大辞典』 ジェロ−ム・デュアメル/吉田城訳/大修館書店
『世界の日本人ジョ−ク集』 早坂隆/中央公論新社
『笑いと治癒力』 〈続〉 ノ−マン・カズンズ/松田銑訳/岩波書店
『パッチ・アダムスと夢の病院−患者のための真実の医療を探し求めて』 パッチ・アダムス、モーリーン・マイランダー/新谷寿美香訳/主婦の友社
『パッチ・アダムスいま、みんなに伝えたいこと−愛と笑いと癒し』 パッチ・アダムス、高柳和江/主婦の友社
『笑いと免疫力−心とからだの不思議な関係』 吉野槙一/主婦の友社
『笑いの健康学−笑いが免疫力を高める』 伊丹仁朗/三省堂
『笑いの治癒力』 〈2〉 アレン・クライン/片山陽子訳/創元社
『癒しのユ−モア−いのちの輝きを支えるケア』 柏木哲夫/三輪書店
『笑いは心と脳の処方せん−ユ−モアから学ぶ健康学』 昇幹夫/リヨン社
『笑いの免疫学−笑いの「治療革命」最前線』 船瀬俊介/花伝社
『笑顔エネルギ−が人生を変える−幸運をよぶ笑顔セラピ−』 野坂礼子/三学出版
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