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Vol.20 「暴力・主体・管理〜「敵」はどこにいるのか?〜」

企画者の辞

 「暴力」という言葉から想像されることは、あまりにも多様であると思うのです。

 物理的な暴力と精神的な暴力、犯罪に関わる暴力、性に関わる暴力、個人対個人の暴力、グループ対個人、あるいはグループ対グループ、そして国家対個人、あるいは国家対国家……。

 今月末に来日するネグリが提起しているような議論、また来月末に出版される『思想地図』(NHK出版)、さらに若手論客・評論家・芸術家の結集した雑誌『ロスジェネ』(5月発売予定)の中にも、様々な形ではありますが、「暴力」に関する考察が随所に含まれているようです。


 社会・人文系ではちょっとした盛り上がりが予感されるこの春なのですが、それらを迎えるにあたって、「暴力」の多様性を、包括的に捉える視座を準備する必要を感じます。ともすれば政治学に、ともすれば心理学に、となりがちな議論ですが、それらをひっくるめて視座を創り出すのは社会学の得意とする仕事でしょう。


 そこで今後「暴力」を考えるにあたってのスタンダードになるであろう、フランスの社会学者ヴィヴィオルカによる『暴力』(新評論)を手がかりに、古典から現代日本の問題まで、なるべく幅広く集めてみました。

 皆様の読書の一助となれば幸いです。

【文責:新宿本店・大籔宏一】

〔関連する過去のテーマ〕
vol.12:たたかうことと負けること I:「友よ」の季節II:「どうしてこんなに悲しいんだろう」の季節
vol.13:生きにくさ、あるいは日常を生き延びること
vol.18:「プレカリテ批判」序説

◆◇ 「情況を読む」バックナンバー ◇◆


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■場所 : 紀伊國屋書店新宿本店3階 Aカウンタ前柱台
■会期 : 2008年3月8日(土)〜4月25日(金)

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