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Vol.15 社会科学概論I:古典に学ぶ社会認識

企画者の辞

 大学1年の頃でした。企画者が内田義彦さんの『読書と社会科学』を通過儀礼的に読んでいたところ、これを見かけた2年生の先輩が、「学生になったら新書は卒業、岩波文庫を読まなきゃ、と言われてたんだよね」とぽつり。

 それは決して「岩波文庫を読破していないとダメだ」といった振りかぶった話し振りではありませんでした。「そんな風に言われたこともあったなあ」と述懐していた様子。勿論、その先輩も企画者も、読んでいる岩波文庫もなくはなかったものの、さして読んでいるとはいえない量でした。

 ところが、確かに、当時の院生の中には「青と白は読破したそうだ」「いや、あの人は赤も読んだらしい」などと噂される人が何人かいました。実際どうだったのかはなんだか恐ろしくて聞けず、でも確かにそう思わせるだけの知識量はあって、「三四郎」ばりに「これは到底やりきれない」と思ったのを覚えています。

 このような「文化」についての見解は善し悪し双方あるでしょう。が、岩波文庫≒古典を重んずる姿勢というのは、それだけでは足りないとはいえ、忘れるにはもったいないとも思います。

 まさに今、日々を暮らしている「社会」について考える手がかりが、古典の中から見出せるのではないか? そんな思いから、企画者在学当時の必修科目「社会科学概論T」の名を拝借し、「社会」を考えるのに大きな力を与えてくれそうな古典およびその手助けとなりそうなものをセレクトしました。

 「懐かしさ」(あるいは「新鮮さ」)を、味わっていただければ幸いです。

【文責:新宿本店・大籔宏一】


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■場所 : 紀伊國屋書店新宿本店3階 Aカウンタ前柱台
■会期 : 2007年9月15日(土)〜10月19日(金)
◆ 次回開催予定 ◆

10月20日(土)〜11月23日(金)
vol.16 社会科学概論II 時代に挑む経済学

 「社会」を考える上で欠かせないのが、「モノ」と「カネ」。この問題を真正面から取り上げる経済学の営みは社会科学の中枢をなすといっても過言ではないでしょう。いわゆる「政治経済学」を視野に入れつつ、経済学の世界を概観します。

テーマ・期間等は予告なく変更することがございます。何卒ご容赦くださいませ。

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