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extra 論客「赤木智弘」の登場

企画者の辞

 赤木智弘さんについて何かを語るとき、私は書店員としての「不真面目さ」を告白せざるを得ません。

 「論座」での論文発表後しばらくして、いろんな人が批判しているあれこれの言葉のほうがなぜか先に耳目に入ってきて、正直なところなんとなく敬遠していました。ろくに読んでもいないのに。

 今夏、赤木さんがご自身のWEBで「丸山眞男をひっぱたきたい」全文を掲載されたのを機に、「読まないであれこれ思うのは失礼だ」という当たり前のことを思い起こし、遅ればせながらちゃんと読んでみたのでした。

 一読して、発表直後に赤木さんに向けられた批判のほうが、どうも余りかみ合っていないような気がする、という感想を持ちました。要するに、赤木さんに共感したということでしょう――もちろん、批判は批判としてそれぞれにもっとちゃんと読まなければなりませんし、これらについては日を改めてしっかりと取り組んでみたいと思っています――。

 四大卒の正社員でもある私が、赤木さんに対して安易に「共感」という言葉を使ってよいのか、私には分かりません。同じ1975年生まれとして、私が一方的になんとなく時代感覚を共有している気になっているだけかもしれません。また、赤木さんの主張を、その表現の仕方も含め全面的に支持しているかと言われると、必ずしもそうではない気がします。

 ですが、書店員としての「勘」とでもいいましょうか、「何か大切なことを赤木さんは言っている」と感じます。内容は全く異なりますが、小林よしのりさんの『戦争論』(1998年発行)に通じる、「この時代に、この人でしか書き得ないもの」を感じるのです。読者に何かを突きつけるのです。

 今回のフェアでは赤木さんの初の単著『若者を見殺しにする国』と、その文中に引用・言及された著作・論者を中心にセレクトしました。今後ますます活躍するであろう論客、「赤木智弘」の世界への誘いとなれば幸甚です。

【文責:新宿本店・大籔宏一】


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■場所 : 紀伊國屋書店新宿本店3階 棚番号B-07
■会期 : 2007年11月1日(木)〜11月30日(金)

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