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【「批評・教養の〈場〉再考/再興」新宿セミナー】

(No.54 2006. 5. 2配信号)



日本社会はどこへ向かっているのか? 
内外ともに課題が山積するなか、「批評」の力が減退し、総合的な議論が決定的に不足ではないか、という危惧が高まっています。明らかに「知の断片化」が進むなかで、「教養」はいかなる現状にあるのか?

絶版となった名著の共同復刊を行っている「書物復権8社の会」が、昨年ご好評をいただいた紀伊國屋ホールでのセミナーを、今年も開催します。

2006年第1回のテーマは、「批評・教養の〈場〉再考/再興」。
専門分野での仕事はもちろん、政治・社会・歴史にかかわって鋭い論議で多くの読者の支持を集める三人の講師による、《批評・教養》をめぐる注目のディスカッション。
学問・研究のありかた、大学をはじめとする教育現場の問題、メディア(書物を含む)の言論状況が、トータルに問い直されるでしょう。

ここでは、セミナーのご案内とともに講師の著書をご案内いたします。

※詳細ページからご注文できない場合は、末尾に記載されている紀伊國屋書店 e-Alert事務局宛にご連絡下さい。ご注文方法をご案内します。また、以下から、BookWeb Pro の利用申し込みができます。
http://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/files/bookwebpro_annai.html


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1.新宿セミナー「批評・教養の〈場〉再考/再興」のご案内

★日時 :5月16日(火)19:00〜
  講師 :姜尚中・佐藤学・高橋哲哉
  会場 :紀伊國屋ホール (紀伊國屋書店新宿本店4F)
  料金 :1,000円(税込・全席指定)
  取り扱い:キノチケットカウンター(紀伊國屋書店新宿本店5F)
  ご予約・:紀伊國屋書店事業部 03-3354-0141
  お問合せ (受付時間:10:00〜18:30)

  多くの皆様のお越しを、お待ちしております。

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2.講師のご紹介・著書
姜尚中(かんさんじゅん)
<略歴>
1950年生まれ。東京大学大学院情報学環教授。専攻は政治史・政治思想史。

【1】マックス・ウェーバーと近代 (岩波現代文庫)
4006000960の画像姜尚中【著】《カンサンジュン》
2003/01 (岩波書店)

標準価格:税込\1,155    ISBN:9784006000967
★ウェーバーの学問の今日的意味とは何か。
彼は歴史=社会学的研究を通して、近代の合理化が系統的に価値を排除しつつ、イデオロギー的な寓話として審美的宗教やナショナリズム、原理主義を甦らせるというアポリアに立ち向かった。

本書は合理化と近代的な知の問題系を明らかにするとともに、現代アメリカニズムの問題をウェーバーを手がかりに読み解いていこうとする試みである。

【2】オリエンタリズムの彼方へ―近代文化批判 (岩波現代文庫)
4006001193の画像姜尚中【著】《カンサンジュン》
2004/04 (岩波書店)

標準価格:税込\1,155    ISBN:9784006001193
★オリエンタリズムとは西洋の東洋に対する文化的支配の総体を意味し、西洋という観る側の意識に存在する言説である。

本書はウェーバー、フーコー、サイードらの思想的な水脈によりながら、近代ヨーロッパに確立した支配のシステムを明らかにし、同時に、近代日本の知識人がどのようなアジア観を持ってナショナル・アイデンティティを創出していったかを論じる。

【3】姜尚中の政治学入門 (集英社新書)
4087203301の画像姜尚中【著】
2006/02 (集英社)

標準価格:税込\693    ISBN:9784087203301
★アメリカ、暴力、主権、憲法、戦後民主主義、歴史認識、東北アジアという七つのキーワードを取りあげ、現代日本とそれが関わる世界の現状をやさしく読み解く。

五五年体制の成立以来、半世紀ぶりの構造変化にさらされる社会の混迷を正確に見据える視点を養い、未来への構想力を提言する、著者初のアクチュアルな入門書。

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3.佐藤学(さとうまなぶ)
<略歴>
1951年生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授。専攻は教育方法学。

【1】学校の挑戦―学びの共同体を創る
409837370Xの画像佐藤学【著】
2006/06 (小学館)

標準価格:税込\1,575    ISBN:9784098373703
★学校授業における、授業改革理論・実践研究書。
教育授業改革の理論・実践研究者として様々な学校を訪れ、精力的に活躍している著者が、子どもの学びを中心に置いて、教育改革の荒波の中で揺れている教育現場が今なすべき事を伝える。

【2】教育改革をデザインする (シリ−ズ教育の挑戦)
4000264419の画像佐藤学(1951−)
1999/10 (岩波書店)

標準価格:税込\1,995    ISBN:9784000264419
★教師が地域・親と力を合わせ、一人ひとりの子どもの関心に応える授業を目指す。「学びの共同体」づくりともいうべき教育改革をささえる思想原理と道筋を豊富な実践例とともに示す。

【3】教師たちの挑戦―授業を創る、学びが変わる
4098373610の画像佐藤学【著】
2003/08 (小学館)

標準価格:税込\1,470    ISBN:9784098373611
★本書は、教室の静かな革命に挑戦してきた教師たちの授業の事例を紹介し、その挑戦の中に芽生えている授業の哲学を具体的な風景で提示する試みである。

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4.高橋哲哉(たかはしてつや)
<略歴>
1956年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は哲学。

【1】証言のポリティクス
462401166Xの画像高橋哲哉【著】
2004/03 (未来社)

標準価格:税込\2,310    ISBN:9784624011666
★哲学と政治の交叉するところで、何が真に問題となっているのか―。
激変する世界のなかで、ときに論争に応じ、情況に積極的に介入した哲学者・高橋哲哉の犀利かつ粘り強い思考と運動の軌跡。

【2】逆光のロゴス―現代哲学のコンテクスト
4624011090の画像高橋哲哉【著】
1992/06 (未来社)

標準価格:税込\3,675    ISBN:9784624011093
★現象学、解釈学を中心に、デカルト、カントから現代まで、哲学のディスクールを呪縛する「結集としてのロゴス」のさまざまな意匠をあぶりだし、それらのアポリアを大胆かつ精緻に追いつめて、「他者との関係」の現場につなぐ。

【3】歴史/修正主義 (思考のフロンティア)
4000264346の画像高橋哲哉【著】
2001/01 (岩波書店)

標準価格:税込\1,470    ISBN:9784000264341
★侵略戦争や植民地支配の記憶と証言が、「忘却の政治」に曝されている。いかにして歴史への責任を果たすのか。
物語の抗争が激化する現在、いかに判断し、なににコミットメントするのか。

戦争責任/戦後責任、植民地支配責任をめぐる現代日本の論争という「出来事」のただなかで、歴史の再審にむけた法の脱構築が、今始まる。

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