| 【書物復権・新宿セミナー −ギャップの時代、他社とのつながり】 (No.151 2007.10. 9配信号) |
10月17日(水)の新宿セミナー@Kinokuniya「書物復権2007」にKinokuniya e-Alert会員(先着50名様)を特別ご招待させて頂きます! 当メールをプリントアウトしてご持参いただき、受付でお見せください。 (ただし、ご招待の対象は、このメールを受け取られたご本人様のみとさせて頂きます) ◆新宿セミナー@Kinokuniya「書物復権2007」 今、教養の場はどこにある? 第1回 『ギャップの時代、他者とのつながり』」 【講師】市野川容孝×杉田 敦×本田由紀 日時 :10月17日(水) 19:00開演(18:30開場) 会場 :新宿・紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店 新宿本店4F) http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/tokyo/01.htm 主催 :「書物復権」8社の会 協力 :勁草書房/東京大学出版会/法政大学出版局 予約 :紀伊國屋ホール 03-3354-0141(受付時間 10:00〜18:30) 料金 :1,000円(全席指定・税込) *第1回・第2回通し券=1,800円 ※第2回 『大学の<知>、街の<知>』(講師:佐藤良明氏、坪内祐三氏、管啓次郎氏)は、11/10(土) 14:00開演予定です。 ◇「書物復権」とは? 書物と読者との出会いには長い時間が必要です。「書物復権」参加出版社は、その出会いを守るための共同事業として、品切書をよみがえらせるための「共同復刊」やマンスリーセミナーなど、さまざまな活動を続けています。 「書物復権」8社の会:岩波書店/紀伊國屋書店/勁草書房/新曜社/東京大学出版会/白水社/法政大学出版局/みすず書房/未來社 |
1.講師のご紹介・著書 ◆市野川容考(いちのかわ・やすたか) 1964年生まれ。東京大学准教授。社会学専攻。 「生命倫理」をはじめ、多くの問題が噴出している医療の領域を見据えながら、近代社会と医療(医学)の関係を歴史的視点から明らかにするなど、ていねいな「文献学的」作業を現状の課題に照らし合わせる仕事によって、普遍性を展望しうる議論をつねに意識した発言を続ける。 |
【1】 | 社会 (思考のフロンティア) | |
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市野川容孝【著】 2006/10 (岩波書店) 標準価格:税込\1,680 ISBN:9784000270069 |
★今日の社会科学にとって重要な問いは、「社会とは何か、それはいかにして可能か」という抽象的な問いではない。ある歴史性をもって誕生し、この問い自身が不可視にする「社会的」という概念を問題化することである。この概念の形成過程をたどり直し、福祉国家の現在を照射することで、「社会的なもの」の再編を試みる。 |
【2】 | 身体生命 (思考のフロンティア) | |
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市野川容孝【著】 2000/01 (岩波書店) 標準価格:税込\1,470 ISBN:9784000264266 |
★近代社会は身体/生命の周りに、あるいはこの概念を媒介としながら、どのような装置や戦略を組み立ててきたのか。その中で、我々は身体/生命をいかに語り、その像は社会編成のあり方とどのような関係を切り結んできたのか。フーコーが「生‐権力」と名指したものを、医療と社会のダイナミズムに依拠しながら明らかにする。 |
2.◆杉田 敦(すぎた・あつし) 1959年生まれ。法政大学教授。政治理論専攻。 伝統的な政治学の方法にとらわれず、憲法・デモクラシーなど根本的テーマにも深い洞察を加え、社会にかかわる諸問題にアプローチすることを追求。現在「朝日新聞」紙上で「論壇時評」を担当し、本質的には「境界線」を引く行為である政治と、現在とをみつめている。 |
【1】 | 境界線の政治学 | |
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杉田敦【著】 2005/02 (岩波書店) 標準価格:税込\2,415 ISBN:9784000225359 |
★グローバリゼーションと「9.11」によって私たちが直面することとなったポレミックなトピックを通して、幻想にもとづく同質性を単位とする政治秩序がもつ問題と限界を考察する。主権の絶対性と、境界線内部の最適化を志向する伝統的な政治概念をラディカルに更新し、現状に対して新たなパラダイムを切り拓く理論的跳躍。 |
【2】 | 権力 (思考のフロンティア) | |
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杉田敦 2000/06 (岩波書店) 標準価格:税込\1,470 ISBN:9784000264303 |
★関係論的権力観から、空間論的権力観へ― この転換は、権力をめぐるパラダイムにどのような意味をもつのか。果たして「最終的な解決」をもたらす権力空間は、存在するのか。我々の権力観が孕む陥穽を明らかにし、多様な権力空間に立ち現れる権力現象の考察から、普遍性を断念した後の、自由と抵抗、解放の可能性を探る。 |
3.◆本田由紀(ほんだ・ゆき) 1964年生まれ。東京大学准教授。教育社会学専攻。 「ニート」問題を論じるにあたって、その概念・実態の再検討を迫るなど、変化の激しい「現場」と「知」を結ぶ仕事は、つとに注目を集め、学校教育や労働観を問題にするなかで、社会レベルで対処すべき構造的課題を浮きぼりにしていく。 |
【1】 | 若者と仕事―「学校経由の就職」を超えて | |
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本田由紀【著】 2005/04 (東京大学出版会) 標準価格:税込\3,990 ISBN:9784130513111 |
★フリーター、ニートの急増に見られるように、日本の〈若者と仕事〉の現状はきわめて厳しい局面にある。著者は,こうした現状の背景にある日本独特の要因として「学校経由の就職」の機能不全と「教育の職業的意義」の不在を指摘し、具体的な打開策を提案する。 |
【2】 | 多元化する「能力」と日本社会―ハイパー・メリトクラシー化のなかで (日本の「現代」〈13〉) | |
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本田由紀【著】 2005/11 (NTT出版) 標準価格:税込\2,415 ISBN:9784757141049 |
★バブル崩壊から15年、ある時期を境に、あらためて「メリトクラシー(業績主義)」という言葉を耳にする機会が増えている。そして現在、それは過剰なまでの社会的要請を受け、「ハイパー・メリトクラシー」とでも呼びうる社会が現出。今、求められる新しい「能力」とは? 第6回大佛次郎論壇賞(奨励賞)受賞作。 |
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